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中学3年生になると施設に1人の男の子が入ってきた
2歳年下のハヌル
小動物みたいで
3人ですごく可愛がってた
走りが早くて、陸上部に入ってたハヌルを
放課後の教室の窓から見るのが好きだった
受験生だった私は放課後1人で誰もいなくなった教室で勉強して
陸上部の練習が終わった頃に
教室を出て帰る、っていう日々を過ごしていた
テヒョンとジミンは部活を引退してからは
友達と遊んだりしてたから先に帰ってたし
ただハヌルと一緒に帰ることはしたくなかった
私がいる、っていうことで部活の子たちと一緒に帰れなくなるのが嫌だったから
私が家に着いて一息ついたところぐらいで
いつも汗だくになってハヌルが帰ってくる
「おかえり」
「ただいま」
「汗すごいね、1番にお風呂はいっておいで」
「うん」
いつも何か言いたげな顔をする
一回私から問いかけたことはあるけど
何でもないよって返された
そのあとにテヒョンとジミンも帰ってきて
課題が終わってないとかなんとか
テヒョンが私の部屋に入り浸って
「ハヌルってさ、なんでここに来たんだろうな」
みんな気になってたこと
みんなそれぞれいろんな理由を抱えてここにくる
私たち3人は幼い頃からここにいるから
親の顔なんて覚えてない
親の顔を知ってて、親が存在する世界も知っているハヌルは
どんな気持ちでいなくなった今を過ごしているのだろう
「ま、Aに聞いても分かんねーよな」
「本当の親を知らないわたしたちよりも辛いかもね」
ない世界しか知らないわたしたちより
ある世界を知っててそれを失う方が辛い
「てか、課題自分でやってよ」
「えーAがやった方が早いじゃん」
「私もやることあるから」
「てかさどこの高校目指してんの？」
「ん？秘密」
「はは、何それ」
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ノア(プロフ) - この作品大好きなので更新頑張ってください！ (2017年12月12日 17時) (
レス) id: 3d46bfde5a (このIDを非表示/違反報告)
AI(プロフ) - きなこさん» ありがとうございます！ノロノロ更新にはなりますがよろしくお願いします！ (2017年12月4日 23時) (レス) id: f8ac6dc10e (このIDを非表示/違反報告)
きなこ - すごくおもしろいです！更新待ってます！ (2017年12月2日 1時) (レス) id: 76ca7bb702 (このIDを非表示/違反報告)
AI(プロフ) - 韓国の神様さん» コメントありがとうございます！期待に添えられるように頑張ります！これからもよろしくお願いします！ (2017年11月26日 1時) (レス) id: f8ac6dc10e (このIDを非表示/違反報告)
韓国の神様(プロフ) - めっちゃおもしろいです！！続き楽しみです♪ (2017年11月24日 21時) (レス) id: 2e87f2cd5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AI | 作成日時：2017年11月20日 21時
