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「ハヌル……くん?」
部屋に戻ったハヌルの方向を見て
私に聞いた先生
「うん、なんかお邪魔みたいだから部屋に戻るって…」
「そっか…」
「今日はね、学校で……」
「あのさ……」
「?」
先生が私の話を遮ることは今までなかったから
変な感じがした
「どうしたの?」
「僕の部屋に来ない?もしかしたら会話、聞こえてるかもしれない」
「会話?あーでも別に聞かれて「おいで、部屋あったかくしてるから」
先生たちの仮眠室は同じ棟にあるのに
わざわざ別の棟の
滅多に使われていないような部屋まで連れられた
「仮眠室じゃないの?部屋あっちだよ?」
「うん、こっちの方が誰も入ってこないからね」
小さい頃からあっちの棟はオバケが出るから
行っちゃダメってソクジンオッパに言われたことがある
「オバケ、出ないの?」
「ふふ、まだ信じてるの?」
「だって小さい頃に……」
「ソクジン先生がそうやって言わないと目の届かないところに行っちゃうからって嘘ついてるんだよ」
「そう…なんだ」
「優しい嘘だね」
ベッドを背もたれにフローリングに敷かれた絨毯の上に2人並んで座って
「それに……ここに来たらこうやって」
私の頭に手を置き
その手を下に滑らせて
私の頬に触れる
「容易いでしょ?」
その時の目の奥は
また笑ってなかった
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ノア(プロフ) - この作品大好きなので更新頑張ってください! (2017年12月12日 17時) (レス) id: 3d46bfde5a (このIDを非表示/違反報告)
AI(プロフ) - きなこさん» ありがとうございます!ノロノロ更新にはなりますがよろしくお願いします! (2017年12月4日 23時) (レス) id: f8ac6dc10e (このIDを非表示/違反報告)
きなこ - すごくおもしろいです!更新待ってます! (2017年12月2日 1時) (レス) id: 76ca7bb702 (このIDを非表示/違反報告)
AI(プロフ) - 韓国の神様さん» コメントありがとうございます!期待に添えられるように頑張ります!これからもよろしくお願いします! (2017年11月26日 1時) (レス) id: f8ac6dc10e (このIDを非表示/違反報告)
韓国の神様(プロフ) - めっちゃおもしろいです!!続き楽しみです♪ (2017年11月24日 21時) (レス) id: 2e87f2cd5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:AI | 作成日時:2017年11月20日 21時