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宿舎に帰ってから、迷惑をかけたことを皆に謝ると、大丈夫だよ頑張ろう〜と言ってくれて、この人たちのためにも頑張らなければいけないと感じた
シャワーを浴びたあと、さらしをつけようか迷ったが今日はやめとこう…と思い体のシルエットが分かりにくいスウェットをパジャマに選んだ
宿舎で暮らし始めて数ヶ月経った私は、過ごし方を心得てきた気がしていたから安心しきっていた
正直今日はハプニングだったし、と言い訳を並べながら髪を乾かし終える
部屋に戻ると、あれからさらに第7感の練習をしてきたジェヒョニヒョンが、荷物をドサドサと音を立てて下ろしていた
『ヒョン、おかえりなさい…大丈夫ですか、』
JH「ん、ただいま、ちょっと疲れたかな」
ちょっとどころじゃないほど目が死んでいたジェヒョニヒョンはタオルを持って、シャワーを浴びに行った
私も2つのチームを行き来する身だから、どれだけしんどいか、よく分かる
ベッドに入り、ヒョンの心配をしながらも睡魔が襲ってきた私は目を閉じた
『ん…、』
どれだけ時間が経ったか分からないけど、体がすごーく重たくて目が覚めてしまった
なんだかデジャヴだなあ、と思い後ろを向くと、やっぱりジェヒョニヒョンがいた
…めっちゃ抱きしめてくる…苦しい…
タオルを首にかけたまま、私のベッドに横になっているジェヒョニヒョン
私のベッドの方がドアに近いから疲れてそのまま寝ちゃったかなー、と思ってそのまま諦めてもう一度寝ようとすると
JH「……起きてんの?ソラ、」
めんどくさくなりそうだったので、寝たフリをすることにした
顔も近づけて首元に擦り寄ってくるヒョン
JH「…こんな状況で寝たフリしちゃって大丈夫?」
JH「…女の子なのに、」
と囁くヒョンに驚きを隠せず、バッと後ろを見た
近いのは慣れたはずなのに、ヒョンの目が甘ったるくて、いつもは聞こえない心臓の音が私の鼓膜まで届く
JH「ははっ、やっぱ本当なんだ、その反応」
『…え?』
JH「実は今日、更衣室の前通った時にマクとソラが話してるの聞こえちゃってさ」
JH「でも前からずっと俺は男だとは思えなかったよ、お前を」
『…な、なんでですか』
JH「かわいんだもん、何をするにも、ドリームの弟たちも可愛いけど、それとはまた違う」
JH「こんな近い距離ほんとなら嫌なはずなのに、むしろもっと近づきたくなる」
彼は私の頰へ唇を寄せ、2回目だね、と笑った
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かしょりん。(プロフ) - ドラマ全員にバレますように笑笑 (2021年3月30日 12時) (レス) id: d293b417df (このIDを非表示/違反報告)
back2u_(プロフ) - あごごさん» コメントありがとうございます!その展開本当に良いですよね…!こうやって後押ししてくださる方もいるのでまた自分なりにアレンジして書き進めますね!ありがとうございます! (2021年3月8日 5時) (レス) id: a82a0956d0 (このIDを非表示/違反報告)
back2u_(プロフ) - MOARMYさん» とても嬉しいコメントありがとうございます!!テンくん…素晴らしいチョイスですね…! また書き進めますので楽しみにしていてください!! (2021年3月8日 5時) (レス) id: a82a0956d0 (このIDを非表示/違反報告)
back2u_(プロフ) - dikさん» コメントありがとうございます!早速取り入れさせて頂きました…!一 ちょっとずつカットして早くBOSSまで書きますね!! (2021年3月8日 5時) (レス) id: a82a0956d0 (このIDを非表示/違反報告)
あごご(プロフ) - 結局全員にバレちゃって、そっからはメンバーの恋心も加速しちゃうし、メンバー以外にバレないように守るのに必死だし…みたいな感じを期待します!とっても面白いです!ありがとうございます! (2021年3月8日 0時) (レス) id: ff490aeee3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:back2u_ | 作成日時:2021年3月3日 14時