10.お昼�� ページ10
田中side
田中「やっと見つけた....」
『な、なんですか？』
誠也のいうとおり屋上に来てみると、Aが1人でいた。
田中「進路調査の紙、Aだけ出してないんだけど」
『なんで田中先生がそんなこと...』
田中「進路担当だし」
『あっ、そうか！』
にへっと笑う。
周りには明るいとこしか見せてないんだろうけど、悩んでるんだろうな...
田中「行きたいとことかないの？」
『あるんですけど....声かかんなくて』
田中「どこ？」
『〇〇大学です。』
田中「んー....そこならAの学力でいけるんじゃない？」
『声かけてもらいたいんです』
田中「そんなことじゃいつまでたっても決まんないよ」
『ですよね』
下を向いた。
Aの弁当の横には、大学の資料がたくさん置いてあった。
1人で悩んでんのか。
田中「相談できる人とかいねーの？」
『できないから、困ってるんです...』
涙目になってる。
どうしていいのかわからなくなり、そっと抱きしめた。
田中「俺でもいいなら相談に乗るから」
『え？』
田中「困ったら俺んとこ来て」
『....ありがとうございます』
田中「いきなり抱きしめごめん」
手を離すと、Aは俺から離れていく。それがちょっと寂しく思ってしまった。
『嬉しかったです』
そう呟いて、弁当の蓋を閉じた。
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まっすー - 毎日小説読んでます。広輔と秘密の恋愛なんて本当に夢の世界です。 (2019年6月30日 20時) (
レス) id: 07bf3e6240 (このIDを非表示/違反報告)
じゅんや(プロフ) - 彩海さん» 気づきませんでした！ご報告ありがとうございます！ (2019年6月18日 22時) (レス) id: 549e868285 (このIDを非表示/違反報告)
彩海(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます。38話の中村選手の名前（漢字）が間違ってたので、書いておきます。裕太→「祐太」です。これらかも更新楽しみにしています。 (2019年6月18日 9時) (レス) id: 8dd208a8e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じゅんや | 作成日時：2019年5月17日 22時
