秘密の球団職員 (ページ9)

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重い体を起こして来たドーム

あんまり眠れなくて酷い顔してる

西川「A、おはよ」

「おはようございます」

西川「顔色悪い？」

「ちょっと寝不足で ..」

西川「無理すんなよ～」

「はーい」

昨日、遥輝さんと約束した通り

部屋に籠ることにした

暫くするとコンコンと扉がノックされた

「はーい、どうぞ」

『元気やった？』

「 ... ！」

そこに居たのは一番会いたくなかった

慎吾くんが居た

石川慎「元気？」

「何で .. 来たの？」

石川慎「日ハムの方に挨拶に来たからA居るかな～って」

「私がどんな気持ちかも知りもしないで軽々しく会いに来ないでよ ..！」

石川慎「久しぶりに会ったのに何怒ってるん？」

「やっぱり頭おかしいよ、出てって」

石川慎「何や冷たいな、話そうや～」

「来ないで！」

ほんとにこの人は頭おかしい ..

私にあんなことしといて会いに来るなんて

西川「A～？って、は？お前何で居るん」

石川慎「あ、西川さん Aですか？なんか冷たいんすよ～」

西川「 .. お前、何考えてるん？」

石川慎「西川さん、怖いっす ..」

そんな怖い顔初めて見たってくらい

遥輝さんは怖い顔をして慎吾くんのことを

ずっと見ていた

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