秘密の球団職員

33 ページ33

.



「みなさんにご報告です。急ですが今月でこのお仕事を辞めさせていただきます。」



中田「え、どしたん」



杉谷「Aちゃん ..」



「辞めた後は専門の学校に行って資格を取って、またファイターズのトレーナーとして働けたらいいなと思ってます」



西川「寂しくなるわ」



「そう言っていただけて嬉しいです(笑)」



卓さんに告白されたあと

詳しく調べると

意外と借金は あと少しで

数ヶ月働けば返せる額にまでなっていた


そして 、全額返し終わって

正式に卓さんと付き合うことになった


だから 表では資格を取りたいのが理由

だけど 本当は卓さんと付き合ったから


もちろん 、本当に学校には通うけどね



中島「A」



「帰りましょうか、卓さん」



中島「なあ、もう同棲しない？」



「同棲？」



中島「うん、ずっと一緒に居たい」



「しましょう！私もずっと一緒に居たいです」



中島「はあ、もう可愛い」



「え？？」



中島「何でもない。帰るよ」



「あっ、待ってください！」



卓さんと絡ませた指は かたく結ばれていて

これが幸せなんだ と実感した


私は今 、とっても幸せです

ありがとう





end

作者から→←32

→ 目次へ｜作品を作る
他の作品を探す