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「お疲れ様です」



思いっきり 作り笑顔で

選手を迎える



西川「Aよろしく」



「は、い ..」



仕事仕事 と割り切って

私は タオルを巻いて

選手が入るお風呂に入った



「背中流しますね〜」



中田「お、ありがとう」



西川「A〜こっちも」



「今行きます」



中島「A、俺も」



「はいっ」



みなさん 扱いが雑です

行ったり来たり で大忙し

若い選手たちは チラチラ見て

顔赤くしていて可愛い

一方でニヤニヤして見てる遥輝さんは

気持ち悪い



西川「誰が気持ち悪いや(笑)」



「あれ?声に出てました?(笑)」



西川「思いっきり出てたわ(笑)」



中田「Aも風呂入り〜」



「はーい」



翔さんの言葉に甘えて

湯船に浸からせてもらう



「ふう〜」



大きなお風呂に入ったのは

いつ振りだろう

目を閉じて ゆっくりしていると



西川「あれ?こんなところにタオルがあるわ、いらんな」



「あっ、ちょ 私のタオル ..」



西川「ええ体しとんなあ 〜」



「やっ、遥輝さんっ ..」



タオルが無くなって

無防備なのをいいことに

ゆっくり体を撫で回す遥輝さん



「遥輝さんっ、ここじゃダメですっ ..」



西川「ええやん、みんなも見たいやろ?」



「あっ、ダメですって ..」



お風呂に入ることは許可して貰ったが

お風呂での行為は許可されていない



中島「遥輝、その辺にしとけ」



そう言って 卓さんは

私の腕を引き 上がらせて

サッと新しいタオルを巻いてくれた



中島「髪乾かして待ってて。ご飯でも行こ」



「はいっ .. ありがとうございます」



耳元でボソッと言ったあと

軽く背中をポンと押された


少し 振り返って見てみると

無言のまま 暫く卓さんと遥輝さんは

見つめ合っていた

バチバチと火花が散るような

そんな雰囲気だった





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作者名:かぐや姫 | 作成日時:2018年4月23日 1時

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