わるい１０ ページ10
記憶が戻ったということにして学校に行くことにした。途中で何度も道に迷ったが、烏野の制服を着た女の子を見つけて案内してもらった。その女の子が潔子ちゃん。いやぁ、可愛い。
清子ちゃんは私のことを知っていたようで、話しかけたらすんごい笑顔で挨拶された。
私って潔子ちゃんに好かれてるよう。
「先生。お体の方は大丈夫なんですか？」
「え、あ、ええ。大丈夫よ。」
「そうですか。良かったです。」
良かったですという顔が赤い潔子ちゃん。
清子ちゃんのお家は確か、学校から近かったはずだから結果的に私の家も学校の近くということになる。なんで私迷ったんだろう。校門で別れて職員室へと向かう。行くまでにたくさんの生徒に声
をかけられた。ここでは人気者か。ニコリと微笑みながら挨拶を交わす。
「あっ、Aせんせー！おはよございます！」
後ろから抱きつかれ、体制が崩れた。誰だ。けれど聞いたことのある声。後ろを振り返るとちっさい髪の一部を染めた西谷夕と思われる子がいた。
「おはよう。西谷君。」
普通に挨拶をしたら驚いた顔をされた。
「A先生。背負い投げしないんですか！」
「は。背負い、投げ？しない、しない。」
「いつもするのに？」
手を振って否定する私の手をギュッと掴み、心配そうな顔で見られた。顔に出やすいなこの子。
とにかく職員室に行きたかったので放してもらおう。
「西谷君。私、職員室に行かないといけないからごめんなさい。手、放してくれる？」
「はいっ！どうぞ！」
ここでの私は背負い投げをして、西谷君と戦うらしい。戦うっていうのはおかしいけど。
職員室では漫画通りに私の席もとい武ちゃんの席があった。いろんな先生方からプレゼントをもらった。あ、ゴディバだと！あ、ガルボだ。チョコレートばっかり。好きだけど。
「武田先生。体の方はどうですか。もう大丈夫なんですか？」
体育の先生が話しかけてきた。どうして体育科だとわかったのかは名札でわかった。
体つきがゴツく、タイプじゃないな。かるーく無視して微笑んどいた。
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日向研磨 - とっても面白いです!!更新がんばってください (2016年9月19日 23時) (
レス) id: 3f7b1fded1 (このIDを非表示/違反報告)
ニイロ(プロフ) - 更新待ってます！頑張ってください！！！ (2016年6月8日 3時) (レス) id: 05ac5cb1f7 (このIDを非表示/違反報告)
天使のパンツ - めっちゃ面白かったです(*^ω^*)更新していただける日を待ってます!! (2015年10月6日 0時) (レス) id: 986fa0c687 (このIDを非表示/違反報告)
ぼうし - 及川さんとかって出ますか？？ (2015年5月30日 0時) (レス) id: 590bd27ea7 (このIDを非表示/違反報告)
翔 - にっこにっこにー♪これからも頑張って欲しいにこ〜 (2015年3月20日 17時) (レス) id: 756855eac8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RAY | 作成日時：2014年10月18日 1時
