わるい２７ ページ28
「菅原君。これから4月まで私の家には来ないでくれる？」
「…は!?なんで!?」
もちろん私の家のリビングでの会話。さっきまで床に座って机に向かい仕事をしていたら、孝支君が後ろから体に脚を絡ませてきた。ほっておいたら寂しくでもなったのだろうか。
ぱっと頭に浮かんだのはオレンジの頭と王冠。そうして今に至る。
「忙しくなるから。現に今とっても忙しいんです。」
「なんで？」
「なんでって、お仕事が増えたからよ。いいじゃない。放課後には嫌でも4時間ぐらいは一緒の空間にいるんだから。」
「二人がいい。」
くっぅぅぅぅ。かわいいことを言ってくれるな。
「でも、私もやること沢山あるの。」
烏養さんのところに行ったり、青城にもお願いしに行って、他にも音駒に連絡とったり、部活の活動費とか校長にいろいろお願いしたりとか。
すると孝支君は絡めていた自身の脚を離して手を腰に回してきた。
「せんせ、俺もヤらないといけないことある。ヤろ？」
「え、ちょ、待？」
捲し上げられる服。首筋に降ってくるキス。
「ね、ちょ、こうっし…っ。」
口を開けば深い深いキスを落とされる。
「コレしたら4月まで我慢する。」
「我慢って、っ。んっ。」
「かわいいよAせんせ。…A大好き。」
いきなりのことでついていけず、されるがままになってしまう。服は下着以外脱がされてしまった。
悔しかったので、私もやり返す。孝支の服を脱がせて、おなかに胸に優しくキスをした。
シングルベッドの上で二人の体温が混ざり合って暖かい。
孝支に腕枕をされたまま言葉を交わしていく。
「記憶を失ってるのに、Hは変わってなかった。ずるいべ。」
「ずるいかな。久しぶりですごい気持ちよかった。ありがと。これでお仕事頑張れます。」
「そうやって素直に言って、俺を突き放すのもすげぇずるい。」
でも4月まで我慢するとぼそりと言ってくれた孝支は遅い会話で眠ってしまった。
私の手は自然と彼の髪をなでていた。サラサラで短くて。頬を触り、泣きぼくろを押す。
孝支は唸って、顔を反対方向へ向けた。
「今だけ…。」
そういって彼の背中に寄り添うようにして目を閉じた。
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日向研磨 - とっても面白いです!!更新がんばってください (2016年9月19日 23時) (
レス) id: 3f7b1fded1 (このIDを非表示/違反報告)
ニイロ(プロフ) - 更新待ってます！頑張ってください！！！ (2016年6月8日 3時) (レス) id: 05ac5cb1f7 (このIDを非表示/違反報告)
天使のパンツ - めっちゃ面白かったです(*^ω^*)更新していただける日を待ってます!! (2015年10月6日 0時) (レス) id: 986fa0c687 (このIDを非表示/違反報告)
ぼうし - 及川さんとかって出ますか？？ (2015年5月30日 0時) (レス) id: 590bd27ea7 (このIDを非表示/違反報告)
翔 - にっこにっこにー♪これからも頑張って欲しいにこ〜 (2015年3月20日 17時) (レス) id: 756855eac8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RAY | 作成日時：2014年10月18日 1時
