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沈黙なんて。 ページ32

ー国見sideー


国見「騒がしくてちゃんとサボれない部活ですけどいいんですね?」



と突然、真剣な表情をして聞いた。






俺が最後の言葉を言った刹那、体育館の中が緊迫した様子に包まれた





そりゃそうだ。皆がまえのことを思い出している




___あの醜いアイツのことを。



緊迫した様子に包まれながら、涼平さんは体育館の扉の隙間から、遥か遠くまである雲ひとつみあたらない青空を見ていた。



俺からみたら、それは離れた何かを思い出しているようで______



涼平さんの太陽に少しだけ照らされている横顔を、
不覚にも綺麗だと思ってしまった





こんなことを考えていても、つまらない



こんな沈黙は、嫌いだ




嫌でも思い出してしまう



















「積み上げてきた信頼も、こんなにはやく崩れるもんなんだね...」



「今まで、陰ながら支えてくれてありがとう」



「もう辛いや、我慢できなくなるほど」



青空に照らされた顔が。その綺麗な横顔が。


















.









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.









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_____驚くほど、俺の大好きな従姉に似ていたから

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作者名:夕陽 | 作成日時:2022年4月24日 14時

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