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『先にコンサートの打ち合わせになりました』と告げられてスタジオに連れて来られた。
荷物を置いたり着替えたりする為の部屋で、とりあえず着替えるかとバックの中からTシャツとスエットを引っ張り出してると、
和「翔たん、おはよ(笑)」
「…。」
和「あら態度悪いよ翔たん。挨拶も返さず無言で睨むって(笑)」
帰るまで面白がって『翔たん、翔たん』呼んでたこの連中。
松潤だけはそんな事しないけど。
Aなら可愛いし許せる…
てか常に『しょーたん』でいい。
けど…コイツら…A以外になんて呼ばれたかない。
まぁ…もう…ね？
しょうがない…。
いいですよ…しばらくは『翔たん』で。
「和たん、おはよ。」
和「ククク。ヤケクソ。」
俺の３分１にも満たないバックをテーブルに置く。
和「先にお着替えしましょ。」
ゲームより先に着替え始めたニノの背後で、『バン！』って大きな音でドアが開いて。
雅「しょ〜たん。おっはよ。」
ニッコニコの笑顔。
はいはい…やっぱりあんたもね。
「…はよ。」
雅「何で？何でそんな不機嫌？ねね？聞いて？俺も昨日から彼女に『まぁたん』って呼んでもらってんの。可愛くない？」
和「はいはい。可愛い可愛い。」
雅「んもぉ〜羨ましいんでしょ〜。」
和「いえ、全く。」
そんな会話を着替えながら背後で聞いてると松潤が入って来て。
「松潤？」
早速、着替え始め様とする松潤に声をかけた。
潤「うん？」
「あのさ？Aも行ける事になったから…お願いします。ユリアちゃんにも伝えといて？」
俺がそう言うと、何の事やらきょとんとしてたけど、思い出したのか、
潤「よかったね？翔くん。」
って無邪気な笑顔で言ってくれた。
雅「ダメだよ！『翔たん』だよ！」
潤「言えっかよ。」
和「確かにJが『翔たん』って(笑)」
雅「一回さ？しやがれとかでメンバーをそう呼び合ってみようよ。流行語大賞取れるかも！」
目をキラキラさせて言ってる相葉氏は本気も本気で。
潤「どんなアホなグループだよ…。揃いも揃って３０オーバーなおっさんグループが…。」
呆れた様に言ってTシャツを着替えた。
和「そういうJも『じゅ〜んたぁん』なぁんて呼ばせながら昨晩シテたりして。」
意地悪そうなニヤケた顔を松潤に向けた。
潤「え？！は？おま…お前何で？知って…あっ！」
あ〜ぁ…焦って墓穴掘ったぁ。
やっぱ末っ子松潤はどこか抜けてて可愛い。
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作者名：しおなな
| 作成日時：2014年10月9日 6時
