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酔っ払って、散々我儘し放題だったAがコテンと寝た。
俺の肩にもたれて眠るAの寝顔は無邪気で。
「…かわい。」
その額に頬をくっつけた。
和「翔さん…あんたも十分病気です。」
「そ？まぁ…でも自覚してるけど。」
智「いいなぁ…えっちねだられるって…男のロマンじゃない？」
和「『ロマン』って…。」
潤「俺も…ないかなぁ…？羨ましいって言えば羨ましい。」
「潤くん！//」
雅「そこまで酔うって事あったの？」
「俺が知ってる間はないけど。」
和「元カレにはえっちねだってたりして(笑)」
完璧面白がって、揚げ足を取ろうとしてるニノを睨んだ。
けど…
「Aにとって初めての男は俺だし…俺以外知ってても大した数じゃねぇだろうし…んな事ねぇはず。」
雅「え？！そうなの？！」
「あぁ。嘘じゃねぇよ。」
初めて抱いた時、物的証拠じゃねぇけど形跡はあって。
それにシラフの時のあの恥じらい方を見てると、Aはそんな事できないはず。
「ん〜…しょぉた〜ん…。」
寝ぼけてるAがまた首に抱きついて、そのまま首筋に顔を埋めてグリグリしてる。
「どうした？水飲む？」
「…お家帰ろ？」
「ん？」
「ねむぃ〜…。」
「このまま寝てもいいよ？」
「イヤ…しょぉたんの抱っこじゃないとヤ。」
あぁ〜…翔たんもうそろそろ我慢できなくなってきたよ？
「抱っこしてる。してるからちょっと寝な？」
「ぅん〜…。」
半分寝てるAの背中をトントンしながら寝かしつけ。
智「よかったねぇしょーたん？甘えてもらえて。」
そうだけど…
できればシラフでこれが欲しいの…しょーたんは。
雅「しょーたん？顔デレてる(笑)」
和「早く帰って、そんな可愛い彼女とえっちな事したいんでしょうよ。」
えぇ…まぁ…。
潤「けど？今日の主役置いて帰るなんてしないよね？」
「意地悪ぃ…。」
蛇の生殺しだ…。
ま「ユリアと王様以上はいないって思い込んでたけど…上には上がいたわ…。」
明「ねぇ…。あの櫻井さんが…びっくり…。」
和「明日美さん？しょーたんね？こんな中で一番ムッツリで変わった性癖の持ち主。」
「おいニノ！誤解させる様な事言うなよ！俺は至ってノーマルだ！」
智「んふふ。そんな威張って言わなくても。」
「い〜や！そこんとこはハッキリさせとくべきだ！」
俺が変態だと思わたままじゃ、Aだって可哀想じゃねぇか！
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作者名：しおなな
| 作成日時：2014年10月9日 6時
