せかんどがーる！

かんびょう ページ11

そんなこんなで(どんなだよ)

給湯室借りてお粥作っとります。

こう見えても、ちゃんと料理ぐらいはできるんよ。

早めに一人暮らし始めたんで。


〜およそ30分後〜

「出来た！」

お粥なんて久々やったから難しかったわぁ。

でも、一番うまく作れたんとちゃう？

まあ、まだ将吉君の分しか作ってないけど。

取り敢えず、これを将吉君に食べさせて、うちは他のみんなの世話します。


〜楽屋〜

「作ってきたけど、食べれる？」

将:「意地でも食う。」

「無理せんでね。」

将:「ありがと。頂きます。」

食欲はあるっぽいからだいじょぶか。

さてと、一番熱が高そうなんは…。

ケンチさんやね。最近忙しそうやったもんなぁ。

疲れも溜まってたんやろ。

冷えピタ貼り変えて、タオル枕元に敷いて。

もーね、近くに居るだけで熱高いてわかるもんなぁ。

周りが熱い。

アキラ君は…。

こっちも高そ。

ケンチさんと同じことして。

他はまだヘーキそうやから、空いてるソファで少し休む。

看病ってこんな疲れるモンやったっけ？

今までこんな疲れた事無かったんやけど。

あ、マネージャーさんに今日の仕事キャンセルしてもらわないかんね。


ガチャ


マ:「A〜？」

「なんでしょ」

nice timing！

彼女はうちのマネージャー、早坂さん。少しうちより年上。

マ:「あら、セカンド全滅？」

「そうなんよ。で、今日の仕事…」

マ:「わあってる。キャンセルね。」

あと、喋り方男前。

「うん。お願いな」

マ:「あいよ」

めっちゃ頼りになるマネージャーやで。

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