明日の君に会いたくて６ (ページ34)

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大毅って、先輩でもすぐに懐いちゃって、
可愛いがられるんだよね。

年上キラーは、男性にも当てはまるんだな。

そう言う大毅も結構食べるんだよね。

気持ちいいほど、美味しそうに食べる。

食べても太んないだけ。

「じゃあ、Aちゃんも、
亜美のリクエストで蕎麦屋に行くんでええ？」

「はい。
大丈夫です」

今日はあんまりお腹ぽっこりとかやだもんな。

そんなにがっつり食べないようにしようっと。

部屋に露天風呂がついてるんだって。

だから大毅と・・・

妄想しただけで、赤面して、
きゃって叫んじゃいそ。

お蕎麦食べた後は、
温泉街の近くにある有名な美術館へ。

正直、アートというのがよく分かんない。

「不思議やな。
これなら俺のが上手いのに」

大毅もそんな感想言うから。

つい笑っちゃう。

私は大毅と一緒なら、
どこでも楽しい。

美術館のお手洗いで、
やっと亜美と二人きりになれた。

早く聞きたくて、うずうずしてたんだ。

「ねぇ、亜美。
照史先輩となんかあったでしょ？」

「なんで分かるの？」

ビンゴだ。

「だって今日の亜美、めちゃくちゃ綺麗だもん」

「そうかな・・・？」

亜美が鏡見ながら、
自分の頬を触ってる。

その仕草、女の私が見ても可愛い。

「どうだった？
初めての感想は？
やっぱり痛かった？」