おはなし36。 ページ40
「うわぁっ!大丈夫ですか!?
ごめんなさい、ごめんなさい!」
「ふむ。さっきやっていたのは何だ?」
「サッカーといいます!」
などという会話を聞きながら、
私はリフティングをやっていた。
あんな家来みたいな人に構ってる暇はない。
そう思っていたら
「そこの娘!
名は何というのだ?」
と聞かれた。
あまりにも突然ではないのか……。
ため息をつきたい気持ちをこらえて、
私は嫌になるほど笑顔で答えてあげた。
「A・レクトです。
よろしくお願い致します」
「うむ。良い名だ。
さて、そこの娘。
その、さっかーぼーるとやらを貸せ」
「サッカーボールです」
私は蹴っていたサッカーボールをシャルル王子に渡して、
皆がサッカーをやっているのを眺めていた。
シャルル王子が蹴ったボールは他の家来?に当たってゴールに入った。
それを得意げにしているあの人はなんなの…か……
……シャルル王子?
「……まさかっ!あなたシャルル王子じゃ!!!!」
「ええええっ!?」
「うむ。バレてしまっては仕方ない。
我こそシャルル。
さて、行くぞ!」
驚く皆を置いてどこかへ進んでいくシャルル王子。
「ほら!フェイ!追いかけるよ!」
驚きで突っ立っていたフェイの背中を軽くパシッと叩いて、
私はシャルル王子を追いかけた。
でも、何で私は分かったのだろう。
これも、セカンドステージチルドレンの力…かな。
「…やっぱり皆とは分かり合えない…」
そんな自分が哀れで私は自分をあざ笑うように言った。
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猫ネコ - このお話面白いです！ フェイはかわいいしかっこいい 泣いちゃった (2014年1月3日 18時) (
レス) id: bb7803b2d3 (このIDを非表示/違反報告)
優衣 - この小説、とっても面白いです！感動して泣いてしまいました。 (2013年12月24日 11時) (レス) id: 217428fe39 (このIDを非表示/違反報告)
優衣 - この小説、とっても面白いです！感動して泣いてしまいました。 (2013年12月24日 11時) (レス) id: 217428fe39 (このIDを非表示/違反報告)
ユリカ♪ - とても長いですね！でも、とても面白いです！3DSもってます？？ (2013年10月15日 16時) (レス) id: 0e98e27daa (このIDを非表示/違反報告)
ひかり - この、小説はじめてみました。がんばってください (2013年9月7日 20時) (レス) id: 8787b320d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさな♪ x他1人 | 作成日時：2013年1月5日 22時
