過去のお話2。 ページ2
それから私は狭い箱の中に入れられました。
私の力が暴走しそうになると、
体に鈍い痛みが走りました。
私が少しでも眠そうになると、
体に電流が流れました。
それは死の一歩手前くらいでした。
お腹が空くとすぐにご飯を出されました。
しかし、そのご飯には毒が混ぜられていました。
私が六歳の時でした。
ある一人の大人によって私は逃がされました。
その人は名前は名乗りませんでしたが、
支援者Xだと言いました。
そして私は今の居場所に連れて来られました。
そう、フェーダに。
そこにいたのは私よりは能力は劣るけど、
大人に否定された子供達でした。
彼らの皇帝…通称SARUに言われました。
「ようこそ、キミの居場所へ。
僕らはキミと同じような状況……まぁキミよりマシかもしれないけど、
似たような状況にあったんだ。
でもね、キミの力は悪いものじゃないよ。
世界を変える力があると思うんだ。
僕達と変えてみない？
この、
腐りきった世界を」
私はただ素直に嬉しかった。
初めて自分の能力が、この化け物の力を必要とされた。
何より、ここでは私を普通の子として扱ってくれました。
そして、私は一人の少年と出会いました。
どこかふさぎ込んでいて、あまり人といない子。
そんな彼に私は声をかけました。
「私はA・レクト。あなたは…？」
「……僕？…僕は、フェイ・ルーン。
……新入りの子？」
それが、今の私の恋人、
フェイ・ルーンとの出会いでした。
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猫ネコ - このお話面白いです！ フェイはかわいいしかっこいい 泣いちゃった (2014年1月3日 18時) (
レス) id: bb7803b2d3 (このIDを非表示/違反報告)
優衣 - この小説、とっても面白いです！感動して泣いてしまいました。 (2013年12月24日 11時) (レス) id: 217428fe39 (このIDを非表示/違反報告)
優衣 - この小説、とっても面白いです！感動して泣いてしまいました。 (2013年12月24日 11時) (レス) id: 217428fe39 (このIDを非表示/違反報告)
ユリカ♪ - とても長いですね！でも、とても面白いです！3DSもってます？？ (2013年10月15日 16時) (レス) id: 0e98e27daa (このIDを非表示/違反報告)
ひかり - この、小説はじめてみました。がんばってください (2013年9月7日 20時) (レス) id: 8787b320d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさな♪ x他1人 | 作成日時：2013年1月5日 22時
