今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:7,951 hit
小｜中｜大
=49 ページ21
ーーーーーーーーーー
ーーー
数日間考えに考えた
でも、いつまでたっても
丸山さんを待たせるわけにはいかない
待てば待つほど
丸山さんの期待と不安が大きくなる
時間がたつほど
きっと丸山さんの気持ちはぐるぐるする
ーーー
仕事のあと
人通りの少ないところに呼び出した
「この前のお返事なんですけど...
...やっぱりごめんなさい
...私、好きな人がいて
忘れなきゃいけない人なんですけど
まだ忘れられそうになくて...」
丸「わかった...ありがとう」
...え？
丸「ちゃんと考えてくれはって」
「いえ、そんな...」
丸「仕事で気まずくしてもうて...
ほんまにごめんなさい...」
「いえ、大丈夫です」
丸「...じゃあ気を付けて帰ってくださいね」
「...はい...また会社で」
そういってそれぞれの帰路についた
こんなにも優しい人を傷つけてしまった
だけどこんな中途半端な気持ちのまま
誰かと付き合うことで
すばるさんを忘れるなんて
そんなこと出来るわけない
ーーーーーーーーー
ーーーーーー
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 10人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：たりら | 作成日時：2018年3月9日 22時
