102話だよ、多分 ページ6
試合開始のホイッスルが甲高く鳴り響いた
開始早々神童君はゴールのまん前まで下がって
井吹は不機嫌丸出しだ
いい加減に仲良くしなさいよ二人とも
神童君はシレッとしている
前半はベンチの私はぼんやりとそれを眺めていた
視線をゴールからセンターの方へ移すと
キャプテン同士の戦いが繰り広げられていた
結果的には抜かれてしまったが
負けては居ない
互角の勝負だった
ただ戦力になるのは3人のみのいうのはやっぱりわかっているようで
他の8人は圧倒されっぱなしだった
私はこの中に後半は入るのか、とため息をつくほか無かった
「風峰」
不意に監督に名前を呼ばれた
肩をビクッと震わせて恐る恐る監督を見上げると
「しっかりと見ておけ」
私は見てるよと突っ込みたくなるのを抑えて
グランドへ視線を移す
「試合ではない、相手のプレーだけを見ろ」
意味が解らなくて再び監督を見上げる
監督はこれ以上はいうことは無いとでも言いたげな態度で
試合をただ見つめていた
「相手のプレーだけを…」
ぽつりと呟いて
指示だし従うしかないよね、と割り切った
私は目を凝らして見た
ピッ
ビックウェイブスがさくらちゃんとのボールの取り合いの際
コートの外にボールを出した
イナズマジャパンからのスローインだ
さくらちゃんがボールを手にとって外に出る
私はそれだけ確認すると
敵の位置取りを確認していく
ボールが鉄角君に渡ると
試合が再び動き始めた
「やっぱり押されてる…」
ぽつりとみのりさんが呟いた
表情は相変わらずの無表情で何を考えているかは読み取れない
対する横でデータをもっていた葵ちゃんは笑顔だ
「でも、みんな凄く上手くなっていますよ」
皆の成長が嬉しいらしい
私は少しでも上手になれただろうか
この試合で少しは実力が発揮できたらいいな
「そうだといいが…」
意味深な事を言うのは監督だ
上手くなっているのは事実だと思うので
私は顔をしかめていた
そして神童君がその間に必殺タクティクス
『神のタクト』を使ってチームに指示を出して
剣城君の『バイシクルソード』で先制点をもぎ取ったのだった
うん、やっぱ強くなってるって
ただ一つもやもやとしたのが生まれたが
私は点をとった喜びでそれをもみ消したのだった
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六花 - 「靴紐結ぶの忘れてたぁぁぁ!!!」のくだりが…（笑） (2015年2月14日 10時) (
レス) id: 0a3b44450e (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - はじめまして！面白かったです！実は僕も小説書いているので良かったら読んでみてください「斎拓」で検索です！後僕と友達になりませんか？いろいろ話したい事があるので… (2013年9月20日 1時) (レス) id: a0ace8b351 (このIDを非表示/違反報告)
青たん＠卓球部(プロフ) - 旅立ちの猫@COROSさん» 続編できました!ありがとうございます!これからも見てくれると嬉しいです!! (2013年9月18日 20時) (レス) id: 93bc7c834e (このIDを非表示/違反報告)
旅立ちの猫@COROS - 続編楽しみにしてます！おめでとうございますっ！！ (2013年9月17日 0時) (レス) id: be22eb39a2 (このIDを非表示/違反報告)
青たん＠卓球部(プロフ) - 白滝だっ､､、あっ白竜だっ//さん» 忘れた頃に更新しちゃう青たんです。お待たせしました!さらにお待たせしてしまうかもしれませんがこれからもこの小説を宜しくです!!ありがとうございました!!! (2013年9月13日 20時) (レス) id: 93bc7c834e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青たん＠文才無 | 作者ホームページ：http://now.ameba.jp/aotan-apple/ http://www.nicotto.jp/user/mypage/index?us...
作成日時：2013年7月14日 21時
