126話だよ、多分 ページ30
神童君が前に出てきて私を見る
この人は私に対して怒るだろうな、と
覚悟を決めることにした
「昨日の試合で疲れていたのはわかるが
時間はちゃんと守れ、いいな」
「…はい」
怒鳴られたりはしなかったが
やっぱり睨まれた
自分が悪いことをしたのだから反論はしないけど
やっぱり怖いなと思った
私は「すいませんでした」と付け加えて
皆の列の端っこに並んだ
「それじゃあ改めて…
2試合終わって皆も大分サッカーに慣れてきたと思う」
いや、全然なれてませんけど
言いたくなるのをぐっと堪える
多分私だけだしね
「そこで今日はもっと実践的な練習をする」
ほへー聞き流す
どうやらディフェンスとオフェンスに分かれて
試合を想定してやる練習らしい
「難しそうだなぁ…私にできるかな」
ぽつりと独り言を呟くと
キャプテンが私に向かって笑った
「できるさ!この前の試合も風峰ちゃんとサッカーできてたし
あんまり難しく考えないでやるんだ」
聞こえてたのか、と少し恥ずかしくなった
でも頑張ってみようかな、と少しやる気が出てきたのも事実
私はキャプテンに笑い返して頷いた
「でもただボールを蹴るだけじゃダメだ
今自分がどう動くべきかそういうことも考えて動くんだ」
バリバリ難しいこと言いますねキャプテン
私は笑顔が引きつるのを感じつつ
心の中でため息をつくのだった
さくらちゃん、九坂君、キャプテン
瞬木、剣城君がオフェンス、攻撃陣で
神童君を初めとした残りでディフェンス、守りをすることになった
「それじゃあはじめよう!」
キャプテンの声で皆が散らばる
私は何処に着けばいいんだろ
辺りを見渡しながら歩いていくと
神童君が私を呼んだ
「え、あ…何?」
「お前は俺の後ろについてろ」
「はい」
「相手の動きを良く見るんだ」
神童君はそれだけ言うとセンターサークルの近くに立つ
キャプテンが全員を見る
神童君も振り返って場所を確認すると頷いた
「よしっ行くぞ!」
キャプテンが瞬木にパスを出した
スゥ…とコマ送りの映像のように一つ一つの動きが脳に入っていく
あれ、なにこれ…変だ
――いつものとは別の感覚だ
いつもは体が勝手に動くのに
今は可笑しいくらいに頭が動く
そうして鉄角君を抜いた瞬木
「野咲さ――っ!?」
私はさくらちゃんの前に立っていた
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六花 - 「靴紐結ぶの忘れてたぁぁぁ!!!」のくだりが…（笑） (2015年2月14日 10時) (
レス) id: 0a3b44450e (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - はじめまして！面白かったです！実は僕も小説書いているので良かったら読んでみてください「斎拓」で検索です！後僕と友達になりませんか？いろいろ話したい事があるので… (2013年9月20日 1時) (レス) id: a0ace8b351 (このIDを非表示/違反報告)
青たん＠卓球部(プロフ) - 旅立ちの猫@COROSさん» 続編できました!ありがとうございます!これからも見てくれると嬉しいです!! (2013年9月18日 20時) (レス) id: 93bc7c834e (このIDを非表示/違反報告)
旅立ちの猫@COROS - 続編楽しみにしてます！おめでとうございますっ！！ (2013年9月17日 0時) (レス) id: be22eb39a2 (このIDを非表示/違反報告)
青たん＠卓球部(プロフ) - 白滝だっ､､、あっ白竜だっ//さん» 忘れた頃に更新しちゃう青たんです。お待たせしました!さらにお待たせしてしまうかもしれませんがこれからもこの小説を宜しくです!!ありがとうございました!!! (2013年9月13日 20時) (レス) id: 93bc7c834e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青たん＠文才無 | 作者ホームページ：http://now.ameba.jp/aotan-apple/ http://www.nicotto.jp/user/mypage/index?us...
作成日時：2013年7月14日 21時
