150話ッス!! ページ5
もぐもぐ、と呑気に朝ごはんを食べて
スポーツバッグを持ってグランドに来た頃には
みんなはもうジャージ姿で練習に励んでいた
そういえば今日は試合だった
すっかり忘れていた
いや、試合だったんだから昨日休みになったんじゃないか
そう思うとますますあの不気味な楽譜を届けられるのか心配なところだ
脳内で紫色に染まったトートバックを思い浮かべた
ホント失笑レベルだ
思わずため息をついた
「あ、Aー!」
さくらちゃんが私を呼んだ
曖昧に笑うとさくらちゃんが近寄ってくる
なんか若干怒ってらっしゃる
「もう!おそーい!!今日は試合なのよ!?」
早く来て練習しろって言いたいんですね、わかります
「いやー…そういえば九坂君がいないみたいだけど」
さくらちゃんはムッと顔をしかめる
どうやら地雷を踏んだらしい
無理に話題を逸らそうとするもんじゃないな
「九坂のことより…Aだけでしょー!?今のところほとんどできてないの」
「んな…っ」
そこを突いてくるか
結構エグいところ突いてきた
「気にしてたのに…」と肩を落として俯き私はバックをベンチに置いたのだった
「ほらっ練習しましょ!ね?」
ボールを片手に私に微笑むが
そう簡単にエグいところ突かれた傷が飢えるわけじゃないんだからな…
――なんて、言い訳してても仕方が無い
「…今行くよ」
勝気な笑顔を浮かべてさくらちゃんは去っていく
私はその背中が遠くに行ってしまうのを
ぼんやりと眺めていたのだった
「…準備しよ」
そう動き出したのは
さくらちゃんが必殺技の練習をし始めてからだった
みんなパス練習やらなんやらしているが
私はなんとなくまたリフティングをしていた
たいして試合では使わないのだけど
てか、使ったらキレられるよね
主に神童君に
「うん…なにか別のことしよう」
やっぱドリブルかなー
とボールを地面に戻す
そこへ「風峰」と誰かが呼びかけた
「瞬木、どうしたの」
「あぁ…ちょっと付き合って欲しくて」
私は首をかしげた
珍しいな、瞬木は私に付き合って欲しいなんて
いつも何でも一人でやっちゃうのに、ペアもキャプテンが居たのに
「私に出来ることならいいんだけど…キャプテンの方がいいんじゃない?」
「…」
そうすると顔から笑顔は一瞬にして消えた
え、何か怖いな
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青たん＠卓球部(プロフ) - 高嶺 惟緒さん» 返信遅くなってすいませんっありがとうございます!井吹と風峰は結構ジリジリしますよ〜これからも（笑）まだまだ先は長いですがこれからもこの作品を宜しくお願いいたします!!コメントありがとうございました!!! (2013年12月1日 18時) (
レス) id: 93bc7c834e (このIDを非表示/違反報告)
高嶺 惟緒(プロフ) - 更新待ってましたー！この作品大好きなのでずっと待ってましたw主人公ちゃんと井吹じれったいなあと思いながらも楽しく読ませていただいてます！これからも頑張ってください！ (2013年11月27日 3時) (レス) id: 101a6a6b98 (このIDを非表示/違反報告)
青たん＠卓球部(プロフ) - 花♪さん» 返信遅れて申し訳ありません… テスト大変でしたー…たはは……花さんも頑張ってくださいね!更新頑張ります!! (2013年11月26日 17時) (レス) id: 93bc7c834e (このIDを非表示/違反報告)
花♪ - 私も期末がぁ・・・(´･_･`)マジでヤバイです。テスト頑張りましょう！！( ´ ▽ ` )ﾉ更新も頑張ってください！！ (2013年11月15日 21時) (レス) id: be97a93179 (このIDを非表示/違反報告)
青たん＠卓球部(プロフ) - 高嶺 惟緒さん» ありがとうございます!!更新最近出来なくて申し訳ないです…ごめんなさい…もうしばらくお待ちいただくことになるかと思われますが、気長にお待ちいただけると嬉しい限りです。更新頑張ります!! (2013年10月9日 21時) (レス) id: cd5eecfa11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青たん＠文才無 | 作者ホームページ：http://now.ameba.jp/aotan-apple/ http://www.nicotto.jp/user/mypage/index?us...
作成日時：2013年9月18日 19時
