だって、パパだもん 短縮編 H S J

大好きなパパ ページ31

薮said





愛灯を寝かせて
俺はパソコンを開いた




今回の案件が上手く行けば、それこそまた忙しくなる、Aの手術だって控えてる





薮｢はぁ...｣





行き場のないため息を吐いて
コーヒーを口に含んだ





参観日なんて行けるわけない...




ふと頭の中に流れてきた言葉









ピロリロリン...








薮｢こんな時間に...｣






俺は手元にある携帯画面を見た
すると、大好きなAからの電話だった





こんな時間に掛けていいのかよ、と思いながら
電話に出る






｢もしもし？宏太？｣





久しぶりの彼女の声
なかなか病院にも顔を出せてないからな






薮｢おう、久しぶりどう体調は｣





｢とりあえずは順調...｣





いや、明らかに元気がない...





薮｢何かあっただろ？..｣





｢.....愛灯元気？...ほら、最近顔も声も聞いてないから...宏太仕事で忙しいのは分かるんだけど...会いたいなって...こんな時間に電話しちゃった｣






薮｢...ごめん。仕事が忙しいんだ...だから、そっちにも行けるかどうか...俺だった会いたいけど｣






仕事が忙しい






1番言って欲しくない理由だと思う




私より仕事なの？って普通はなるから...




どこの女子の話を聞いてもそうだ
彼氏が最近あってくれない、仕事忙しいとか言って


ってね...









｢...そっか...落ち着いたら顔見せてほしいな！来月は手術だし...｣







薮｢うん...そうだな..俺も仕事開けれるようにするから｣






しばらく沈黙が続いて







もう電話を切るって言おうとした時に









｢...宏太..、愛灯とちゃんと向き合えてる？｣









と、聞かれた

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