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「ねぇAおねーちゃん知ってる？｣
｢なになに？？｣
｢Aおねーちゃんの隣の病室いつも誰もいない部屋あるでしょ？｣
｢あ…たしかに！あそこはいつも人が入らないんだよね｣
｢あそこのお部屋ね｣
｢お化けが出るんだって｣
「「「きゃーー！！！！」」」
「ちょっ…みんなしー！！」
小児科病棟で今日も小さな子供たちと遊んでいる私
突然何を言うかと思えばお化けが居るだなんて
病院なんだからいるでしょー←
看「Aちゃんそろそろ点滴の時間よ〜」
「あ、はぁい…じゃ、またねみんな」
「「ばいばぁい！！」」
私鈴谷Aは小さい時から病院での生活をしています。
私が小学生の時に突然原因不明の病気になってしまって
今の医学では治せる病気じゃないんだとか
看「…じゃぁちょっとだけ待っててね先生呼んでくるから」
「はぁい」
白い部屋に無機質な機械音が響く
この機械と私の体が繋がっていて私は生きている
最近は容態が安定してなくてずっとこの機械と一緒
「…あ…れ」
今ふわりとドアの外に人影が見えた
Aおねーちゃんの隣の病室いつも誰もいない部屋があるでしょー？
お化けが出るんだってー
うわ、さっきの子供達の会話を思い出してしまった
そ、そんなわけないよね…うん
でもなんでだろう
気がついたら
私はそのお化けの出る病室の前に立っていた
「…た、ただの噂…だよね」
意を決してその病室の扉を開ける
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