06 それは実に簡単なこと ページ9
「見つからない.......」
納棺師、イソップ・カールは焦っていた。
今回他のメンバーと話し合い、チェイスを二人が、自分は彼女を納棺することで万が一の保険をかけることになっていた。
が、肝心の彼女が見つからないのだ。
「見つけないと、早く」
残り二人からの応答はない。カラスが飛ばないようにしながら、カールは走り続けた。
チクリと心臓が動いた。
近くにハンターがいるのだ。
それを考えただけで、上手に息ができなくなる
.......筈なのだ。普段なら。今は心なしか体が軽い気すらする。
暗号機を解いてる時もそうだった。思った以上に手が進む。
今回は訳の分からないゲームだ。
イソップ・カールは頭を抱えそうになりながらも必死に考えた。
もしかして、彼女の能力なのでは？
そうであれば納得がいく。
残る暗号機は2つ。寸止めが1つと無が１つ。
「ねぇ、見つかった？」
不意に後ろから声をかけられた。
考えている間にハンターは去っていて、すぐそこに来たマーサさんも、今日はいつもと違うと思いながら暗号機を解いていたのだと言う。
イソップ・カールは自分の考えを伝えた。
「そうだとしたら、彼女危ないんじゃない？」
「え.....？」
「状況？というべきかしら。何にしても私たちには条件があるでしょう？貴方の場合だと、ゲーム中に会わなければ、化粧ができないみたいに」
そうか、そういうことか。
辻褄が。パズルのピースがあったような感覚を覚えた。
そうとなれば、一刻も早く彼女を見つけなければ！
二人は一人の女を探すべく走り出した。
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吾亦紅@サキマキ(プロフ) - 猫夜桜((シラキさん» コメントありがとうございます。若干オラついている納棺師くんが好きので俺という一人称にさせていただいています。解釈違いなどもあると思われますがご了承ください。最高と言ってくださってありがとうございます！作者冥利に尽きます。ありがとうございました！ (2019年3月19日 3時) (
レス) id: 451092673a (このIDを非表示/違反報告)
猫夜桜((シラキ(プロフ) - あれ？納棺師って僕じゃなかったっけ一人称、まぁ、そんなことはどうでもいいとして最高すぎやしないかこの小説(( (2019年3月19日 2時) (レス) id: 4588ab3ba5 (このIDを非表示/違反報告)
吾亦紅@サキマキ(プロフ) - 鯖原さん» コメントありがとうございます！記号の使い方こだわってるというか気をつけているのでそう言って頂けてとても嬉しいです！なるべく早く更新できるように頑張ります！コメントありがとうございました！ (2019年3月16日 20時) (レス) id: 451092673a (このIDを非表示/違反報告)
鯖原(プロフ) - わー！申し訳ありません、下の激は劇の誤字です…！お恥ずかしい…。連投申し訳ありません。 (2019年3月16日 19時) (レス) id: f8b777af63 (このIDを非表示/違反報告)
鯖原(プロフ) - コメント失礼致します。とても素敵です…！一つの激を見ているような感じで、凄く惹き込まれます…！言葉の使い方や！の記号の使い所が上手で本当に面白いです！ご無理のないように作者様のペースで更新頑張って下さい。 (2019年3月16日 19時) (レス) id: f8b777af63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：吾亦紅@サキマキ/ふぉーす | 作成日時：2019年1月31日 2時
