自己紹介と敵意 ページ4
ーーー沈黙
学園長が投下した原子爆弾並みの爆弾発言は生徒会室を静寂で包むには十分すぎるものだった。私に届く生徒会員の目には困惑、疑い、多大な敵意、そして少量の哀れみがくっきりと浮かんでいる。
まぁ無理もないだろう、「魔の寵愛」を華桜院家長男ではなく今自分達の目の前にいるちっぽけで貧相な小娘に受け継がれていたなんて、、、あぁ哀れみの目で見られるのはやはり馴れないな、
kne「ねぇ、さっき学園長が言ってたことはホントなの、、?」
『言っていた事、、とは?』
kne「曼殊沙華のこと」
『、、、、、ッアッハㇵwびっくりしました?転校初日そうそう遅刻して土下座決めたこんなちんけな女が「魔の寵愛を受けし曼殊沙華」だなんて、』
笑う、そうしないとまた同情されるから、
kne「うん。正直驚いたよ、噂の転校生が曼殊沙華だなんて」
そういった会長さんの顔は同情で歪んでいた。まぁ分かってたよ「魔の寵愛」は華桜院家の「呪い」。曼殊沙華の不幸は生まれた時から決まったようなものだから、、私は晴れて世界国際魔法学園生徒会の腫れ物になったということだ。なんかもう笑えて来るよ、
『さっきは溢れんばかりの敵意を向けていたのに次は同情ですか。実に表情豊かなことで。、、、私同情って嫌いなんです。だって自分が同情する相手より良い環境、立場にいるからそうやって「可哀想」なんて思えるんでしょ?私は捻くれてるから同情は偽善にしか感じない、だから同情しないで下さい、可哀想って言わないでください。私は曼殊沙華になれてうれしいんです。だって「曼殊沙華」は世界で唯一私だけの特別だから。』
kne「、、、、」
言い過ぎたかな、ま、釘を刺しとくに越したことはないからいいか。
『私のことなんてどうでもいいんですよ、早く自己紹介しましょう?一応私は生徒会員になったらしいですから、』
kne「、、そうだね、まず僕は叶っていうんだ。生徒会長をやってる、固有魔法は光魔法」
kzh「葛葉、吸血魔法、、副会長だ。」
?「はいはーい!俺不破湊でーす!固有魔法は魅惑魔法、よろしくぅ!」
ヤバい、めちゃ笑顔なのに目が笑ってない、
?「どーも、黛灰、固有魔法は電気、電子機器を操れる」
?「三枝明那でーす!固有魔法は獣化!よろしくね!」
?「剣持登也です。固有魔法は毒魔法、よろしくお願いします。」
?「ちーす!伏見ガクっす!固有魔法は賭博魔法!よろしくっす!」
キャラ濃いな、てか後三人もいるのか、、人数多、
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作者名:あたぁfつぁh | 作成日時:2023年11月1日 19時