天邪鬼の奇才プレイヤー２ (ページ38)

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やっとページ38

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待ちに待ったW杯。
チームは相変わらず仲が良くてお互いに高めあえる、そんなチーム。

会場に着いてアリーナまで歩く。
前には邦さんとたつやさん、横にマサ、後ろに祐希と有志。
強いなぁ、メンツが。
こんなの俺が敵だったら絶対相手にしたくない。

アリーナに着いて早々囲まれる俺たち。
多くの女性ファンや少なからずいる男性ファン。

そしてカメラを向けてくる報道陣にマイクを突きつけるアナウンサー。

その間を縫うように顔を出したのはジャニーズWESTの方。
誰かまでは分かんないけど飽きるくらいびっしょ！は聞いた。

マサに小声で誰？と聞いたら、藤井さんだよって教えてくれた。後で調べてみよ、

藤井「鶴羽選手、お話いいですか？？」

「あ、はい。大丈夫ですよ。」

藤井「今日からW杯ですが、調子はどうですか？」

「程よい緊張感がありますけど、最高な状態です。」

藤井「ありがとうございます、頑張って下さい！」

会釈してマサの方へ走ったけど、言っちゃったよ。俺。
最高な状態だって、、。頑張んないとだめじゃん？

でも、その言葉に嘘や偽りはない。膝も肩も頭も全て良い状態。
相手を翻弄するために磨いた左や強打できる右。

全部がこのW杯のためにあるって言っても過言じゃない。
日本の勝利のために、自分のために。

そして、最愛の父親のために。