天邪鬼の奇才プレイヤー２ (ページ36)

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鼓舞ページ36

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仲良いチームで練習したり話したりご飯食べたりしてても
やはり衝突や緩みは出てくるもので。

マサと祐希が衝突するのはしょっちゅう。
でもお互いがお互いを思ってるから、どっちかが折れる。
俺とマサ、関田とマサ、健ちゃんと太志も同じ。

「金メダルとりたいんじゃなかったっけ？？
今のままじゃ、絶対とれねーよ！！」

チームが不安定になって声を荒らげるのはいつも決まって俺。
それの心のケアをするのがマサ。

「ふざけんなよ！笑って誤魔化して。
誤魔化したって何の意味もねーだろうが！」

ただ練習に身が入ってない人に向けた言葉。
金メダル、勝つ、だなんて簡単に口にできる。

でも有言実行することは難しい。
それはモデナやペルージャにいた時も同じ。
あのブラジルのサダ・クルゼイロもそうだったんだから。

柳田「W杯、勝って笑おうな。みんなで。
勝つためにはAの言う通りなんだから。」

石川「W杯に向けて頑張っていこう！！
代表は俺らの時代なんだから！」

マサや祐希がチームを鼓舞する。
盛り上がったチームメイトを横目にマサに肩を叩かれた。

柳田「ありがとね、A」

「なーにが？マサ。」

笑って誤魔化したけど、
誤魔化すなって言ったのお前じゃんって言われた。
まあ、そうなんだけど。うん。場合が違う笑