驚き ページ25
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トレセンに着いて警備員に止められながら
ちゃんと説明して階段を駆け上がる。
エレベーターより速いとは言えど
大きいキャリーを持って駆け上がるのはさすがにきつい。
ぁぁぁあ、、重いよまじで。
キャリーだけ下に置いてきたらよかった。
とか思いながら龍神の化身達が集まるコートへと向かう。
コートのあるアリーナに着いてもボールの音は聞こえない。
何やってるんだろ。
耳をすませても聞こえないからもう思い切りドアを開けることにした。
緊張する、ほんとに。
心の中でカウンドダウンをしてドアを開けた。
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ミーティングの途中で開いたアリーナのドア。
みんながそっちの方向を見た。
ドアの傍に立っていたのは去年ロシアで会った以来のA。
今度は涙は出なかった。
涙以上に驚きの方が強かった。
何で日本代表だけが入れるトレセンにAが?
俺だけがこんな反応なのかと思って周りを見るけど、
祐希も山内も関田も固まって動けなくなっていた。
そんな俺たちに目線もくれずAは監督に向かって歩いてきた。
「中垣内監督、これからよろしくお願いします」
Aの低いけど聞き取りやすい声が静まり返ったアリーナに響く。
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千尋 - 続き楽しみです! (2020年1月24日 13時) (レス) id: 6a8c623822 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑠杏 | 作成日時:2020年1月19日 21時