検索窓
今日:18 hit、昨日:8 hit、合計:156,212 hit

苦しい ページ17





しんと静まり返ったアリーナに日本代表の一部の嗚咽や
鼻をすする音が響く。


マサはまだ立ち上がれてないし。
祐希だって晶大だって泣き止んでよ、




石川「___Aさんって、Aさんって
ペルージャのっ、、エフゲニア・ミハイルさんなの?」



祐希が嗚咽を堪えながら言う。
分かるよね、祐希には。わかっちゃうよね。




「そうだよ祐希。」




石川「やっぱりっ、、。
何でプレースタイル変わってんの?」




柳田「プレースタイルもだし、、
名前も何で変えたんだよ?全然見つかんないって思ってたんだよ!」




マサ、探そうとしてくれたんだね。
祐希もセリエAの動画とか見ててくれたんだ。


俺が無言になってると、選手たちの横に立ってた
男の人が俺のところへ歩いてきた。





「本当に申し訳ありませんでした。」




と一言言って頭を下げた男性。




「いやいやいや、あなたは?
俺に直接何かしたんですか?覚えてないんですけど。」




「日本代表の監督として2015年、代表で行われた
あなたに対する扱いを謝罪させて下さい。」




ん??監督が俺に?
でも当時の監督はこの人じゃなかった。




「あなたは、当時の監督じゃない。
だから、あの時のことは知らないって言っても過言じゃない。」




苦しい、胸が苦しいよ。
一人で耐えてきたんだよここまで。

もうこれ以上何も思い出させないでよ。

あ→←旧友



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (98 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
306人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

千尋 - 続き楽しみです! (2020年1月24日 13時) (レス) id: 6a8c623822 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:瑠杏 | 作成日時:2020年1月19日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。