加州清光 ページ4
加州「...もう、嫌だ。」
堀川「え?」
加州「一生懸命可愛くなる努力をして、
愛される努力をしても報われないなら、
俺がいらないならもう消えるから。」
加州はそういって自身の本体を持つ
山姥切「お...おいっ!」
『...私いつ貴方のこと可愛くないって言いましたか?愛さないといっただけですけど。』
加州「一緒でしょ!愛してくれないってことは俺のこと可愛くないって思ってるんでしょ!」
『...私は貴方の努力する姿はとても好きなんですよ?』
加州「え...」
『人間って傲慢なんですよ、知ってると思いますけど。愛されて当たり前、そんなこと思ってる奴が山ほどいる。私はそんな人間が嫌いなんです。』
加州「...」
『でも貴方は違いますよね、愛されて当たり前と思わず、ひたすら愛される為の努力を続ける。それこそ可愛いじゃないですか。』
加州「ッ...」
『私は貴方のこと、可愛いと思っているし、尊敬だってしています。ひたすら努力するその姿に。』
加州「み...んなッ...わかって...くれッ...なくって...ッ」
『うん。』
加州「愛してもらえなきゃ...俺ッ...
付喪神...だからッッ...」
『貴方の頑張りは知ってるから。誰よりも愛される努力をして、付喪神としての意識を持ってる。そして...とっても可愛い刀。』
付喪神...何百年も大切に使われてきて、それに魂が宿ったもの。
加州にとって大切にされる=愛される、だった
だから愛されることにこだわっていた
きっと、どの刀よりも付喪神としての意識がある。
加州「うッ...あッ...うぅッッ...」
『清光、聞いてくれる?私は、愛する=大切にされるでは無いの。加州を愛することは出来ないし、深くも関われない。でも、大切にする。』
加州「ッ...わかったよ...。」
『さぁ涙を拭いて?はい、ハンカチ。』
加州「ん...」
『...さっ、夕餉食べよ!』
山姥切「あ...あぁ。」
堀川「入りましょう...。」
『はい、加州さん?入りますよ?』
加州「え?俺も...審神者部屋に入っていいの?」
『来ないなら別にいいですけど。』
加州「...行くっ!行くからっ!!」
『そうですか。』
ガラッ
『...ようこそ、審神者部屋へ。』
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巴瑞季&ロイド(プロフ) - たーくんさん» ありがとうございます!なんでしょう...凄い嬉しいです。照れますし...笑これからもご期待に答えられるよう頑張りますのでよろしくお願いします! (2019年3月30日 9時) (レス) id: 7bb4bf3fe8 (このIDを非表示/違反報告)
たーくん(プロフ) - この作品すごく好きなんですよ!これからも頑張ってください! (2019年3月29日 19時) (レス) id: c5ec68897c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:巴瑞季&ロイド | 作成日時:2019年1月26日 18時