＊……※ ページ48
※軽い裏表現あり。閲覧ご注意ください。
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道side
初めて訪れた康二くんの家は、おしゃれで居心地が良かった。
橙「みっちー何飲むー？」
「あ、何でも大丈夫です！」
そしてまた、康二くんとおしゃべりをするんやけど。
緩めの部屋着に着替えた康二くんは、お酒が入っているわけでもないのに、どこか色気があって。
だんだん、気持ちに余裕がなくなってきて。
溢れそうで。
我慢が…できない。
橙「みっちー？」
顔を近づけてきたあなたに、
「康二くん……」
橙「ん、なに……んっ……えっ？……」
触れるだけの、キスをした。
橙「みっ、ち……んんっ……ちょっ、」
それだけじゃ足りなくて。とにかく触れたくて。
頭の中は真っ白で、何も考えられない。
橙「んっ…はっ、……んぅっ！？…やめっ…」
いつの間にか、俺の手は康二くんの服の中に。
「はっ…こうじ、くん…」
橙「あっ…みっ…ち、…んぁっ………みっちー！！」
「っ！？」
体を離されて、我に返る。
「あ……こっ……康二く、……」
橙「はぁ……はぁ………ちょ、っと……まって……」
乱れた服を押さえて、何とか声を発している。
何てことをしてしまったんだ……
橙「っ…ふぅ、……ん、おっけ………みっちー、」
「……はぃ…」
橙「…どない、したん？……何かあったか？」
「えっ……」
嘘だ……自分を襲おうとした相手に、そんなこと。
「ど、して……」
橙「みっちーは………みっちーは、何もないのに
こんなこと、絶対にしない。わかるから。
大丈夫やから………言える？」
「っ！！」
涙が出てきて、止められない。
こんなにも優しい、大好きな人に、手を出そうとした自分が許せなくて。
でも、この期に及んで、触れたいと思っている自分がいることもわかっていて。
ただ泣くことしか、できなくて。
やっぱり俺は、まだ子どもなんやって、思い知らされた。
ﾌﾜｯ
「！？……こうじ、くんっ……だめ……おれっ…」
橙「大丈夫。ゆっくりでええから。」
大好きな温もりと、大好きな匂い、大好きな声に包まれて。
ダメなのに、そんな資格ないのに。
康二くんだって、怖いはずなのに。
「……んっ………こう、じっ……く、ん……」
橙「うん、」
「……っ………す、き……」
橙「えっ？」
「……すきっ…で、す……すきっ…」
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めめこじ好物 - ちゃいさんの小説最高です！そして胸に刺さるものばかりで毎日読んでます。お忙しいとは思いますが、頑張って下さい！ (2020年1月16日 22時) (
レス) id: c96a15eab3 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - mitsu0321さん» ありがとうございます！読んでいただけて嬉しいです！少しずつ更新していきますので、お暇な時にでもよろしくお願い致します。 (2019年10月18日 22時) (レス) id: 3fb2dd4ba2 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - なすさん» 遅くなってしまい、申し訳ありません！めめこじとのことですが、設定などのご希望はございますか？よろしければ教えていただけると嬉しいです！ (2019年10月18日 22時) (レス) id: 3fb2dd4ba2 (このIDを非表示/違反報告)
mitsu0321(プロフ) - 最近なべこじにハマり、拝見させて頂いてます〜！いつも素敵なお話をありがとうございます！これからも楽しみにしてます♪ (2019年10月15日 22時) (レス) id: 69c6188f58 (このIDを非表示/違反報告)
なす - めめこじ書いてほしいです！ (2019年10月14日 7時) (レス) id: b7037150e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃい
| 作成日時：2019年10月2日 7時
