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橙side
あの後、皆すごく優しくしてくれて、照くんにも、ごめんなさいができた。
殴られたところは治ってきたけど、
体を触られた感覚は、ずっと付きまとって。
俺は汚いんやって……
なのに、
黄「…触れたら、だめ？」
「…えっ」
黄「俺は、康二に触れたいよ。」
照くんはこんな俺に、触れたいって、言う。
ダメやのに……照くんが汚れてまうのに。
触れてほしい、自分がいる。
でも、怖くて言葉には、出せない。
嫌われたく、ない。
黄「汚くないし、嫌わない。俺を信じて。
康二……好きだよ。どんな康二だって好き。
大丈夫だから、手、出してごらん？」
「…っ…こわ、いっ…」
どうしたらいいか、わからなくて。
頭がぐちゃぐちゃで。もう嫌や……
「っ！！……やっ…」
黄「……大丈夫。怖くないから。」
優しい温もりに包まれて、照くんの匂いがして。
抱きしめられてるって、わかった。
でも、離れなきゃ………
照くんを汚したくない……
でも、弱い俺は……
その心地よさを手放すことが………できなかった。
照くんの言葉がすぅっと頭に入ってきて、
許された、気がしてしまった。
「…っ……ふぅっ……ﾋｯｸ……んっ……」
黄「全部、出せ。ちゃんと、受け止めるから。
辛かったな。もう、我慢しなくていい。」
ああ……もうアカンよ……涙が止まらない。
ええんやろうか。この優しさにすがって。
またバチが当たらんやろうか。
黄「大丈夫だよ。俺が守る。だから、な？」
うん、もぅええ。
この先のことなんてわからんけど、今は……
ただ、この優しい温もりに。
ーーーーーーーーー
「おはよーございます。」
黄「はよ。」
ちょっと時間がかかったけど、仕事に復帰できるようになって。
スタッフさんに対してとか、体を密着させることに対しての恐怖感は、まだ抜けてへんのやけど。
紫「康二、こっちおいで。」
赤「よく頑張ったね。」
桃「あれは俺がやる！」
青「ほら、手。」
緑「一緒に行こう。」
黒「俺の後ろにいて。」
白「大丈夫？」
心強いメンバーが支えてくれる。
それに、
黄「おいで、康二。」
「…うんっ！」
照くんも、いるから。
黄「康二、好きだよ。」
「俺も、好きっ！」
皆が守ってくれるから、頑張れる。
ホンマにありがとう。
もちろん俺やって、皆を守るよ。
fin
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めめこじ好物 - ちゃいさんの小説最高です！そして胸に刺さるものばかりで毎日読んでます。お忙しいとは思いますが、頑張って下さい！ (2020年1月16日 22時) (
レス) id: c96a15eab3 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - mitsu0321さん» ありがとうございます！読んでいただけて嬉しいです！少しずつ更新していきますので、お暇な時にでもよろしくお願い致します。 (2019年10月18日 22時) (レス) id: 3fb2dd4ba2 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - なすさん» 遅くなってしまい、申し訳ありません！めめこじとのことですが、設定などのご希望はございますか？よろしければ教えていただけると嬉しいです！ (2019年10月18日 22時) (レス) id: 3fb2dd4ba2 (このIDを非表示/違反報告)
mitsu0321(プロフ) - 最近なべこじにハマり、拝見させて頂いてます〜！いつも素敵なお話をありがとうございます！これからも楽しみにしてます♪ (2019年10月15日 22時) (レス) id: 69c6188f58 (このIDを非表示/違反報告)
なす - めめこじ書いてほしいです！ (2019年10月14日 7時) (レス) id: b7037150e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃい
| 作成日時：2019年10月2日 7時
