偶然の fkkj ページ2
紫side
今日は久々のオフで、特に予定を入れずに１人で街をぶらぶら。
「あ…これ、絶対あいつ好きだろうな。」
おっと、まただ。
オフの日ですら、あいつのこと。
「……買っとくか。」
欲しいなんて、言われてない。
ただ、喜ぶ顔がみたい。
自分の買い物もして、腹へってきたなぁって思って。
飯屋が多く並ぶ通りに行こうと、方向を変えたとき、
ﾄﾞﾝｯ
「おっとすいませんっ。」
橙「あ、いえ…ってふっかさんやん！」
「ん？…おぁっ、康二！」
なんと、ぶつかったのは。
俺が想いを寄せている、その人。
橙「偶然ですねぇ！何してんすか？」
「ん〜、何となくぶらぶらしよっかなって。」
橙「じゃあ、俺と同じや！」
「あ、そうなの。」
橙「おん！東京巡り！」
笑って、嬉しそうに話してくる。
てか、まさか会えるなんてね。
俺、もってんなぁ。
橙「じゃあ、楽しんでくださいね！」
去ろうとする君と、
「ちょっと、待って。」
もっと一緒にいたい。
「俺、飯食おうと思ってたんだけど、
もし時間あるなら一緒にどう？」
橙「ええのっ？行きたい！」
「おっけー。何食いたい？」
橙「ふっかさんが食べたいの！
美味しいお店、教えてや！」
全く。ハードル上げんなよ(笑)
そう言いながらさぁ、
いつもうまいって言ってんじゃんか。
今日だってやっぱり、
橙「うまぁ〜♪」
ほらみろ。
ほっぺ膨らましたって可愛くなんかな…
いや、あるわ。可愛い。
そう言えば、
「康二、これ。」
橙「ん？何？」
「好きそうなの、見つけたから。」
橙「えぇ〜何それ！」
「いいじゃんたまには。」
橙「そりゃ、嬉しいですけどね。
こういう時になんて、尚更。」
「そういうもん？」
橙「休みの日でも俺のこと考えてくれたんや
って思っちゃうやん！」
「…考えてるよ。」
橙「えっ？」
「俺ずっとお前のこと考えてるから。」
橙「…やっ、ちょっと…恥ずいっ
何か勘違いしそ〜やめてやぁ////」
顔を赤らめて、両方のほっぺに手なんか当てちゃってさ。
え、これ、俺もしかして行くべき？
行くべき………だよな。
「康二！」
橙「っ、はいっ！」
全く意図してなかった偶然。
でも、チャンスがそこまで来てるのなら
絶対にものにしてやる。
「あのさ、俺……」
お前の、一番近くにいる権利を。
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めめこじ好物 - ちゃいさんの小説最高です！そして胸に刺さるものばかりで毎日読んでます。お忙しいとは思いますが、頑張って下さい！ (2020年1月16日 22時) (
レス) id: c96a15eab3 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - mitsu0321さん» ありがとうございます！読んでいただけて嬉しいです！少しずつ更新していきますので、お暇な時にでもよろしくお願い致します。 (2019年10月18日 22時) (レス) id: 3fb2dd4ba2 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - なすさん» 遅くなってしまい、申し訳ありません！めめこじとのことですが、設定などのご希望はございますか？よろしければ教えていただけると嬉しいです！ (2019年10月18日 22時) (レス) id: 3fb2dd4ba2 (このIDを非表示/違反報告)
mitsu0321(プロフ) - 最近なべこじにハマり、拝見させて頂いてます〜！いつも素敵なお話をありがとうございます！これからも楽しみにしてます♪ (2019年10月15日 22時) (レス) id: 69c6188f58 (このIDを非表示/違反報告)
なす - めめこじ書いてほしいです！ (2019年10月14日 7時) (レス) id: b7037150e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃい
| 作成日時：2019年10月2日 7時
