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真紅side
そんなことを考えていたら、
ポンポンと背中を軽く叩かれて。
そういえば、ここはスノーマンさんの楽屋で。
勝手に入ってこんなことして、とんでもない行動をとっていたことにハッとして。
同じくそれに気づいたらしい廉と、慌てて離れ、下を向く。
ごめんなさいって言おうとした、そのとき、
「「 ………えっ、 」」
２人一緒に、ぎゅっと強く、抱きしめられた。
これだ……この温かさだ。
この、頭のところに手が来るの、これがじーこのやり方。
すごく華奢で、すぐ折れちゃいそうなのに。
なんでこんなに、大きく感じるんだろう。
なんでこんなに、安心感を与えられるんだろう。
沈んでいた気持ちがあっという間にスッキリしていくのがわかる。
ああ、本当に。
なんなんだろう、この力は。
"お待たせしました！始めます！"
スタッフさんかな？
そんな声かけがあって。
温かさが、離れていく。
向き合った状態になって、じーこが俺と廉のことを見て、
優しく、笑った。
なんでだろう、何も解決してないはずなのに。
なんかもう、大丈夫な気がしてしまうんだ。
今度は、隣にいる廉と顔を見合わせて。
ほら、廉も大丈夫そう。
２人で笑って頷き合って、目の前の大きな存在に、
「「……ありがと。」」
それから、
「お騒がせしました。」
漆黒「すみませんでした。」
迷惑をかけてしまった、メンバーの皆さんにも、一言。
失礼なことをしてしまったのに、笑って許してくれた。
温かい人達だ。
「「お邪魔しました。」」
ドアを開けて、部屋から出るときに小さく聞こえた言葉、
橙「……頑張れ。」
その一言に、背中を押されて。
漆黒「紫耀、この後時間ある？」
「ある！飯行くー？」
漆黒「行こかー。」
視線は、いつの間にか上向きに。
不安なこと、上手くいかないことなんて、これからもたくさんあると思う。
けど、きっと大丈夫だ。
沈んだ気持ちを包み込んで、吹き飛ばしてくれる存在がいるって、
ちゃんとわかったから。
ありがと、じーこ。
まだ先になると思うけど、
俺達も、もっと大きな存在になるから、楽しみにしててね。
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ミツ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます！宜しければ、手紙の秘密を教えて欲しいです！ (2020年6月22日 21時) (
レス) id: 314cdcb294 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 手紙の秘密教えて欲しいです！ (2020年6月22日 18時) (レス) id: f16ce8a092 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきちゃん(プロフ) - 手紙、2枚目3枚目は分かったのですが、１枚目と最後がわかりません…教えてください！ (2020年6月22日 12時) (レス) id: 2e7657af2c (このIDを非表示/違反報告)
みさ(プロフ) - 手紙の秘密教えてほしいです！ (2020年6月22日 4時) (レス) id: 91eae47811 (このIDを非表示/違反報告)
鈴音(プロフ) - 手紙の秘密教えていただきたいです！こういうことかなって思う部分はあるんですけど作者さんから直接聞きたいです！ (2020年6月22日 0時) (レス) id: bb33f5a1d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃい
| 作成日時：2020年4月28日 20時
