内緒のキス、秘密の関係。*2 ～Kazunari.N～ (ページ1)

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夢現ページ1

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カーステレオから流れる知らない曲

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「寒くない？」

「….だいじょうぶ」

「呂律回ってないよ」

「…….」

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頭の芯がぼーっとする。

あの時、美織に促されて良かった。

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目を閉じて、寝ると起きるの境目をウロウロしてたら

「着いたよ。起きれる？」

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流れてた曲が泊まって

代わりに、あなたの声がハッキリ聞こえた

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「….ん、」

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私の荷物を持って、ドアを開けてくれた優しさに

なんか、泣きそう。

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二宮先生の部屋は、4階

しかも、そこそこ広い。

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「あー…ごめん、水と酒しかない」

「….んー」

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一度だけだけど、ここに来てる

結構ズカズカ居座ったから

冷蔵庫の中も間取りも知ってる。

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「ベッド使っていいよ」

「….すいません」

「かしこまるなよ今更(笑)」

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ちょっと泣きそうになりながら

この前貸してもらった服と同じものに着替えて

無駄にふわふわしたベッドにダイブした。

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「なんか買ってくるね」

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って言う、二宮さんの声を聞いたことを最後に

一瞬で眠った。

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もう死んだみたいに、寝ていた。

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