たかいの短編？ (ページ7)

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恋人があっちこっちに女作ってヒモ生活。

ただでさえ、このご時世コロナで会えない日々が続く中で役とは言え、恋人のそんな姿を観るのは辛かっただろう。
それでも、高木が一生懸命に取り組んだ仕事だ、観に行かずにはいられなかったんだろう。

どうにか時間を作ってせめて誰か1人、メンバー、マネージャーでもいい一緒に行って隣で観てあげればよかった。
そうすれば、高木の演技を褒めてあげたり、茶化したり囃し立てたり少しでもいのちゃんの気分を変えてあげられたのかもしれないのに...

in「へへ、でもね高木が見つけてくれたの
俺、舞台観に行った時も楽屋行けなくて幕間も高木に気づかれないようにしようとしてたんだけどさ、高木ひとりでお菓子でお手玉しながら" おう ”って」

ar「何やってんの高木」

あんなエロイ舞台の幕間にどんなギャップだ。
いや、それが高木らしいのか

in「ねっ？でも会えてなかったし、舞台の内容的にも辛かったのに高木の顔みたらスッてなくなっちゃって、
そのまま楽屋連れてかれて始まるまでずっと抱っこしてくれてたの伊野尾くん充電〜って」

ym「舞台の合間に何やってんだよ」

in「ふふ、でも、あぁ、高木が足りてなかったんだなーって顔見て触れるだけでこんな満たされるんだって」

ym「まぁよかったけど」

ar「高木やるー」

yt「たかっくんかっこいー」

in「で、舞台終わった後に一緒に暮らそって、どんなに忙しくたって同じ空間で生活してちょっとでも顔見れるだけでも幸せだからって...

俺ね、高木いないとダメになってんの」

そう言ってほんのり頬を染めたいのちゃんは
いつものお調子者、テキトーいのちゃんと違って、すごくすごくかわいかった。