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昔はグループの輪に入ろうとせず構うな近づくなオーラを放っていたのに元来、ピュアで素直な性格なのだ。
それが年々柔らかくふわふわしたオーラを放って、ピュアで素直な性格を隠さず見せるようになった。
周りやメンバーもかわいい、かわいいと高木に構うからいけない。
かわいいのなんて前から知ってたし、俺の高木なのだ。
tk「伊野尾くんが気に入ってるならもう少しこのままにしようかなー」
無邪気に笑う高木にちゃんと俺のなのだと自覚させなければとそっと耳元に顔を寄せた。
in「短いのも似合うと思うけど、長いの似合ってるしさ...それに」
ゆっくりと言葉を切ってわざと声のトーンを落とし、ひっそりとできるだけ色っぽく聞こえる様にささやく
in「夜さ...高木に身体中ちゅーされると髪もちゅーされるのと一緒に俺に絡みついてくるの...
くすぐったいのもあるけどさ、高木に捕らえられてるみたいで好き...」
急な俺の態度の変化に、びっくりしたみたいに目を見開いた高木が一瞬で気配を変える。
やらしくて色っぽい男の顔。
俺の好きなもう一つの顔。
この顔が見れるのも引き出せるのも俺だけでしょ?
tk「囚われてくれるの?」
in「高木の1番にしてくれるならいいよ」
tk「もうとっくに伊野尾くんが1番だよ」
周りの空気さえ、甘くとろけそうな熱っぽい眼差しに
もう高木の目に映ってるのは俺だけ
1番をもらえた満足感と愛しさ
ここからはお互いだけが知るお互いだけの時間
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作者名:飛鳥 | 作成日時:2023年10月30日 23時