Episode4 ページ5
.
ポアロとかいう店で楽しく上品にお茶してたのになんか隣に座ってきたガキ。
「おねーさん、はじめまして!」
あーもう、はじめましてしたくない。
「はじめまして!」
「おねーさん名前は?」
「犬井A。よろしくね?」
我ながら神対応。
というか誰よこの子。
すこーし困った顔をして蘭を見ると苦笑いで答えてくれた。
「ごめんね、A…この子うちで預かってる江戸川コナンくんっていうの。ちょっと好奇心旺盛で…」
きました!!江戸川コナンくん!!!
君があの江戸川コナンくんか!!!そうかそうか!!!!
まって関わりたくない!!!
遊び相手にしたいとか思ったけどガチで疑われるのは面倒。
この前の冗談だから許して神様。
「江戸川コナン…?随分と面白い名前だね!」
「え、あ、あぁ…ぼ、僕の親がコナン・ドイルのファンで…」
いや演技下手かよ。
絶対偽名だろ。なぁ坊や。
「A姉ちゃん普段何してるの?」
「うーん…本読んでるかな?」
「じゃあこのマメ何?」
「マメ?」
「ほら、右手の人差し指の第一関節と親指の第二関節のところ。こんなところにマメなんか滅多にできないよね?」
「…ほんとうだー。気づかなかったなぁ」
ジョディの言う通りだ。
人の領域にズカズカと入り込んでくる坊や。
たとえ子供でもこういう子、私嫌いなんだよね。
あとほら、カウンターにいる金髪のイケメン。
そんな目で見ないでくれる?
え、私そんな怪しい?
私としたら君ら2人の方が怪しいんですけど。
「こらコナンくん!A困ってるでしょ?」
「そーよガキンチョ!マメなんかいくらでもできるわよ!」
「い、いや、そうじゃなくて…」
「とっとと帰れ!!」
「は〜い…」
ないす園子!!すき!!!!
「な、なんかすごい子だね…」
「小学生なんだけどとっても頭がいいの。時々お父さんの推理手伝ってるのよ?」
「お父さん?」
「私のお父さん毛利小五郎なの!眠りの小五郎って聞いたことある?」
「ない…かな」
「あちゃー、」
「Aアメリカ帰りだもんね。そりゃわからないよ」
あのさ、こっちは可愛く女子トークしてるの。
そんなにこっちを睨まないでくださらない?
カウンターのお兄さんよ。
.
782人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になってます もう更新されないのでしょうか? (2019年6月8日 16時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
いちごミルク(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2018年9月13日 12時) (レス) id: 74107eb362 (このIDを非表示/違反報告)
冤罪絶許 - このコナン、自称名探偵から名探偵(笑)に変えた方が良いんじゃないかと思った自分は悪くない筈。あと赤井は報連相しろ…この仕事以外ポンコツ人間め…夢主が無駄に疑われてるのはアンタも原因だぞ(白目) (2018年8月18日 21時) (携帯から) (レス) id: db649af866 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - コナンって疑うとすく盗聴器、発信器付けますよね。そこらへんも証拠取って公安と一緒に厳しく言って下さい! (2018年8月18日 12時) (携帯から) (レス) id: 5b0fbd2365 (このIDを非表示/違反報告)
るぅ(プロフ) - アリスさん» ですね笑やっちゃいましょう! (2018年8月18日 11時) (レス) id: 69bbbbdcdd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:るぅ | 作成日時:2018年8月8日 20時