ひゃくじゅうに ページ46
次の日、楓とアトラクションに行こうとしていると、アリスさんが話しかけてきた。
なんでも、レコさんのメダルが欲しいらしい。
楓「本人から貰えばいいのでは！」
楓が華麗に地雷を踏んだ。
『楓、そんな勇気がないから僕らに来てるんだよ。』
僕はその傷口を華麗に抉っていく。←
アリスさんが凹んだので、仕方なく慰める。←
『で、なんでレコさんのメダルを集めてるんですか？』
あ「…ああ、
実は景品交換所であのヒゲのおっさんにカウンターの物以外に景品がないか聞いてみたんだ。
…あっさりと言いやがったぜ、裏メニューがあるってな。」
楓「うらめにゅー？」
『つまり、カウンターに書いてあるメニューと別に注文できるメニューがある、ってこと。
で、裏メニューの内容は？』
あ「“宝物”だ。」
『宝物？』
楓「そーいえば、レコさんが何か愛用してたって言ってた！
えーと、確かー、ボンド？」
『ボンゴな。何を接着したいんだ？』
あ「ああ…それを交換するにはレコのマイメダル20枚が必要なんだ。」
…ああ、それを手に入れて、レコさんにプレゼントして、あわよくば関係修復を…と。
『単直ですが…まあ嫌いじゃないですよ、その考え方。
…レコさんのメダル…僕は持ってませんね。楓は？』
楓「10枚！」
楓が財布からレコさんのメダルを取り出し、アリスさんの手に乗せた。
楓「あと10枚ですね！誰か持ってるかな…？そうだ！レコさんに貰いに行きましょう！」
あ「そ…それだけは…」
『意気地ナシですね』
確実に傷口を抉っていくスタイル。冒頭にも同じことをした覚えがある。
『…サラちゃんあたりが持ってると思いますよ。ナオさんとか、仲良いんで。
まあ、頑張ってください。』
あ「…ああ、これは受け取っておくぞ」
そう言って、アリスさんはすごすごと去って行った。
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YUKI - 更新ありがとうございます。この先の物語が気になってしまいます！無理しない程度に頑張って下さい。 (2021年7月10日 21時) (
レス) id: e305977ea6 (このIDを非表示/違反報告)
tukina0123(プロフ) - 面白かったです!! (2021年7月9日 7時) (レス) id: 9d282b76d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暁刹那 | 作成日時：2021年7月8日 19時
