ろくじゅうきゅう ページ3
僕のカミングアウトの後、一瞬の沈黙が流れた。
『でも、これは恐らくこのデスゲームには関係ないと思います。
…なので、詳しくはまた後で、
…時間も気になりますし。』
そこに、離れたところで話していた二人が戻ってきた。
ソ「あはは…すっかり皆、何が正しいのかわからなくなっちゃったみたいだね」
途切れ途切れと聞こえた声でも、サラちゃんを疑うだけの事実はあった。
みんなが様子を伺っているように黙り込んだ。
丈「み、皆しっかりしてくれよ！サラを疑うのはおかしいって！皆殺しになっていいのかよ！」
…ん？皆殺し？
サラちゃんを疑って何故皆殺しに…？
…疑ったら、その人に投票する。
そうなれば、その人が吊られることになるだろう。
吊られて皆殺しになるのは、“身代”と“鍵番”。
仮にサラちゃんが“身代”だったら、ジョーくんはサラちゃんを守るため、吊られるように動くはず。
つまり、サラちゃんの役職は彼女の申告通り“鍵番”。
そして、それを知っているジョーくんは、“賢者”？
…いや、この状況で言い切るのは危ない。
あの二人は二人で行動することも多かった。
つまり、役職がバレる機会もあっただろう。
それに、最初のカミングアウトを聞いて話を合わせてるだけかもしれない。
ソ「…ねえ、皆にとって最悪ってなんだかわかる？
僕みたいな信用のない奴が裏切り者…？
違うよね…
サラさんが敵だった時…でしょ？」
敬「…」
ジョーくんが再び反論しようとした時、静止の声が入った。
ホ「うふふ…盛り上がってるところ、お邪魔しますね。
まもなく予選投票の時間です！」
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YUKI - 更新ありがとうございます。この先の物語が気になってしまいます！無理しない程度に頑張って下さい。 (2021年7月10日 21時) (
レス) id: e305977ea6 (このIDを非表示/違反報告)
tukina0123(プロフ) - 面白かったです!! (2021年7月9日 7時) (レス) id: 9d282b76d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暁刹那 | 作成日時：2021年7月8日 19時
