いつ、どこで、だれが、何をした。弐

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『只今』

お使いを終わらせ、社に戻ると、太宰さんがニコニコしながら寄ってきた。

太「Aちゃん、お帰り。

依頼だよ。」

依頼だとは思えない顔してる。

『はあ…

どんな依頼ですか？』

太「護衛。」

『護衛？誰の？』

太宰さんは少し考えて、楽しそうに返した。

太「中学生。」

『中学生⁉嫌です。』

太「えー潜入捜査だよ？」

『護衛と潜入捜査がどうくっつくのかはわかりませんが

面倒なので嫌です。』

太「それがね、椚ヶ丘中学校にね、」

勝手に話を勧めないでいただきたい。

というか椚ヶ丘中学校ってどこぞの名門校じゃん

太「ついでにでも護衛をしてくれって。」

『どれで？』

太「聞いてた？」

『半分くらい』

太「だから、月を爆破した犯人という超生物が中学校で教師してるから、

そいつの調査をしてくれって。」

『突っ込みどころ満載ですね。』

太「そうだね。」

『はあ…

僕一人でですか？』

太「空ちゃんと。

そうだ、制服あるよ。」

何故？

採寸してないよ？

太「多分ぴったりだと思うよ」

突っ込んでいいのか…？

『…あ、僕スカート嫌なんですけど。

スースーするんで』

太「大丈夫！ちゃんとズボンだよ！」

こえーよ

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