#81 ページ38
『へ?』
僕か素っ頓狂な声を出すと、空がキョトンとした顔を此方に向けた。
なんでAが反応してんだ、と言いたげな顔をされた。
どうぞ続けてください、と合図し、話を戻した。
空「元殺し屋に善人になる資格などない、君は本当にそう思っているのかい?」
太「鏡花ちゃん、人には向き不向きがある
そして君には明らかな殺しの才能がある
だから君は探偵社員にはなれない
君はそう思ってる
…全く莫迦々々しい
その考えが如何に根拠薄弱か一秒で証明して見せよう
鏡花ちゃん、君はその手で何人殺した。」
鏡『…35人』
太「たかが35人くらいなんだ?
いいかい鏡花ちゃん、君は探偵社の凡てを知らない。
例えばAちゃん、君は何人殺した?」
『…さあ、百人を超して数えるのをやめたから』
太「ね。」
ちょっと待て何が“ね。”?
太「そして自分自身の凡ても知らない。」
何事もなかったように続けないで?
空「凡てを知ることは誰にもできない
それを“可能性”と云うんだ
君に
でも彼は今、君の近くの空域で命を懸けて戦っている
街を守る為にね。」
太「鏡花ちゃん。
君が望むなら殺しで生きる道を用意してやってもいい
けど君の苦悩は君だけのものじゃない
“成りたいモノと向いてるモノが違う時、人は如何すればいい?”
生き方の正解を知りたくて誰もが闘ってる。
何を求め闘う?
如何やって生きる?
答えは誰も教えてくれない
我々にあるのは迷う権利だけだ
溝底を宛もなく
名言が出たなぁ
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
暁刹那(プロフ) - まなみさん» あはは!わかりました! (2021年3月2日 11時) (レス) id: 7fd456a931 (このIDを非表示/違反報告)
まなみ(プロフ) - 暁刹那さん» でも、体調には気をつけてくださいね(⌒-⌒; ) (2021年3月2日 0時) (レス) id: f60fa43b56 (このIDを非表示/違反報告)
暁刹那(プロフ) - まなみさん» わあ!嬉しい!ありがとうございます!頑張ります! (2021年3月1日 16時) (レス) id: 7fd456a931 (このIDを非表示/違反報告)
まなみ(プロフ) - 読んでてすごい楽しかったです!これからも頑張ってください! (2021年2月28日 20時) (レス) id: f60fa43b56 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:暁刹那 | 作成日時:2021年2月26日 18時