いつ、どこで、だれが、何をした。弐

#69 ページ26

あの日から少したって、僕はある場所に来た。

どこかっていうと、小屋。

多分組合(ギルド)の何かだと思う。

ということで入っていきます☆

「君の異能は“自分を傷つけた相手を詛う”能力

呪われた相手は狂乱して周囲を無差別に襲う」

敦君が鳴ったやつね

「さてここで問題

君が今異能を発動したら地上はどうなると思う？」

どうなるんですか？

「これが緊急プラン…

別名“横浜焼却作戦”

君の街は滅びる。君のせいでね」

…勝手に滅ぼさないで

別の声がした。

「どうして…

ぼくはただ楽しく生きたいだけなのに

こんな力ほしいと思ったことなんて一度もない

なのにどうしていつもこんなひどいことばかりぼくに起こるの?」

最初の声が聞こえた。

「…そうだね。

ある人は金と権力を持ち

ある人は地下で激痛に泣き

ある人は子供を拷問するよう命令される

でもそういうものなんだ

大人の汚い論理で言うならね。

“どうしてぼくだけが”と訊いたね

教えると

君が苦しむのは“君が君として生まれたからだ”

君がそんな力を持って生まれた以上

この結末以外ありえなかったんだ

神様はいるよ

でも君を愛してはいない」

神何処から出てきた

「君もそう思わない？」

見つかった。

あ、さっきの声Ｑだったんだ

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