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#32 ページ34

瞑っていた眼を開けると、其処には虎化した僕の腕があった。

今まで避けることができなかった斬撃もちゃんと見えるし、避けられる

異能生命体の懐に張り込み、刀を弾き飛ばす

敦「終わりだ

この能力を止めて爆弾の場所を教えろ」

爪を首元に突きつけたのに、彼女は顔色一つも変えなかった。

鏡「私の名は鏡花35人殺した。

一番最後に殺したのは三人家族父親と母親と男の子。夜叉が首を搔き切った」

そういうと、彼女は和服の胸元を開いた。

敦「…なんてことだ」

爆弾は、そこにあった。

敦「君は…何者なんだ

言葉からも君自身からも何の感情も感じない

まるで殺人機械(マシン)

言葉にしてくれ」

おかしい。

こんなのおかしいはずだ。

敦「望みがあるなら言葉にしなきゃ駄目だ

こんな事が本当に君のしたいことなのか?」

彼女は、僕をじっと見つめた。

#33 敦side→←#31 引き続く敦side



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作者名:暁刹那 | 作成日時:2021年1月9日 13時

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