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#44 猫山side ページ46

夢の中に入ると、先輩はもういた。

猫「せんぱ…」

先輩の様子がおかしい。

座り込んで、頭に手を置いていた。

猫「先輩…?」

『違う…五月蠅い…俺は…ああ…御免なさい…御免なさい…』

泣いてる…?

猫「先輩!」

手を掴んで揺さぶった。

『!猫山君…』

先輩はひそめていた息を再開して、荒く息をした。

猫「大丈夫ですか?汗だくですが…」

そういえば大丈夫ですかって聞いちゃいけないらしいけど…

なんでだっけ?

『あ、ああ…大丈夫。』

そうだ、絶対に大丈夫だっていうからだっけ。

てか大丈夫じゃないだろ!

猫「大丈夫じゃないですよね!」

『大丈夫。こいつらうざいから早く終わらせよう』

先輩とてもイラついてるっぽい…

猫「は、はい…」

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作者名:暁刹那 | 作成日時:2020年10月17日 12時

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