dear chocolate２ (ページ32)

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ずっと電話の向こうで何か言ってる。

全く…

意味不明。

電話を耳にあてたまま…体が動かない。

ほんっとに意味不明なんだって。

こんな時に…

「にーさん？」

「…おーい!!……ヨンべにーさん？？」

にーさん!!って、しつこく呼んで肩まで叩いて呼びに来た。

「…っるせー!!!!!!」

何だかムカムカして、目の前にあったダストボックスを蹴り倒した。

散らばるゴミを見て我に返り

「…ごめん………っ」

こんな姿見せたくないし、どーしたら良いかワケわかんなくて…

事務所を飛び出した。

その時、ジヨンが「おいっ!!」って、追いかけてきたけど、

ジヨンにまで、ムカついてしまいそうで、何も言わないで去った。

夢中で車飛ばして電話で指定された場所に駆け込んだ。

そこは、ソウル市内の大学病院。

問い合わせをしに受付へ行くと

テヤンが来たってざわついた。

そんなの構ってる余裕なんかない。

指定された場所へ早足で急ぐ。

指定された場所…………そこは………。

呼吸を整えてドアをあけた。

目の前には、Aが寝ていた…

この現状の意味が理解出来ない。

気がつくとその場に座り込んでいた、……………。