dear chocolate２ (ページ27)

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手早く着替えて迎えの車に乗り込む。

車の中は、ずっと無言。聞こえるのは、ため息だけ。

事務所前について足早に事務所に入る。

Aが心配そうに僕の顔色を伺う。

「ん？大丈夫だよ。心配しないで。」

「･･･うん。

あー、何があったんだ。
会見のあれから直ぐだから余計に不安だー。

出来るなら・・・いきたくねーーーー。

ポーン・・と、社長室のフロアについた音がエレベーター内に響く。

Aの手をギュッと握りしめ

「行こっか？」

社長室へ向かう。

部屋の前にについたら張り紙が・・

「ん？」

(ミーディング室で！！)

ジヨンの殴り書きの文字でミーティング室に来い？

「え？」

取りあえず指示通りミーティング室へ。

てか、さっきから様子がおかしいんだよ。

誰も会わないって・・・どーゆうこと？

ミーティング室についてドアの前に立つ。
様子がおかしいし、ドアを開けるのもためらう。

様子をうかがおうをドアを1センチくらいあけて隙間から中をうかがうと

何故か、真っ暗闇。

「は？？？」

部屋に入ると・・・

「ヨンベーーー！！！」「いぇーーい」「おめでとーーー」

部屋が明るくなりクラッカーの音。

「ど、どーしたのこれ？な・・なんなのこれ？」

笑いながら出てくる社長やメンバー、スタッフ達。

スンがホームビデオを撮影しながら

「今の気分は～？？？」

「はー？ふざけんなって！(笑)だから何なのこれ？」

「びっくりしすぎだって～！笑」

ジヨンがお腹をかかえて笑う。

社長が笑いながら

「まーそう怒るな。お前が初めて彼女出来たからそのお祝いだよ。ジヨンが考えたんだ。お祝いしたいって(笑)」

「え？ジヨンが？」

「悪かったって！ヨンベ怒るな！ま、乾杯しようよ！Aもごめんね。こっちきて飲もう」

僕と、Aにグラスを渡すと、みんなで乾杯をした。

僕に彼女が出来たくらいで、なんでこんなにパーティームードなんだ(汗

ちょっと戸惑ったけど、皆の気持ちが嬉しかった。

部屋の隅でみんなを眺めながら飲んでるジヨンの隣に座り

「なぁ？あれ、どうなった？記者会見の？」

1番心配な事を聞いてみた。

「あーあれ？彼女は、ペンだって事にしたよ(笑)俺には沢山彼女がいるんだ(笑)」

って、笑うジヨンが寂しそうだった。