dear chocolate２ (ページ21)

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記者会見が終わって事務所に戻る。

ジヨンがぼそり・・

「先帰れ」

って。

「何言ってんだよ。ジヨン置いて帰れないって！」

「俺なら大丈夫だから、Aちゃんのところに早くかえってあげな」

「ジヨン・・・・」

「お前見てると羨ましくて。自由なんだよな～お前」

ジヨンが俺の事羨ましいって？？

「いいから行けって！」

「わ、わかった。何かあったら直ぐに連絡してよ？」

走って車に乗り込もうとした瞬間、メール着信。

ジヨンから・・。

メールを慌てて開くと

「言い忘れた！花でも買っていけよ！女は花が好きだ！喜ぶぞ！！」

って。

有難うジヨン。

ジヨンの言う通りに、近くの花屋で、花を選んだ。

Aのように華やかで綺麗なバラの花束を選んだ。

その中に、ずっと渡そうと思っていたリングを忍ばせた。

(喜んでくれるかな・・)

部屋に帰ると暗い部屋の中、ソファーで眠ってるA

取りあえず、冷蔵庫からミネラルウォーターを出して飲んだ。

目を閉じて耳を澄ます。

Aの寝息、部屋の香り、部屋の空気・・・・

本当に落ち着く場所。
自分で居られる場所。

「はー、ハークション！！！」

はははー！Aがくしゃみした！(笑)

「A～！風邪ひくよ～！おーい」

「あ！ヨンベ～！！ハークション！！」

この笑顔。この笑顔を見ると仕事の事も忘れちゃうよね。

「ただいまっ！」

Aが風邪を引かないようにお風呂のお湯を溜めた。

その間にコーヒーを入れてくれた。

ソファーに座りながら、記者会見の話しをした。
けど、ジヨンの事とか詳しくは話さなかったけど。
心配させたら悪いしね。

「もうそろそろ、お風呂いいんじゃない？先にどうぞ。」

Aの体が冷えてるから、先にお風呂に入れた。

あー、Aがお風呂の間、離れている時間が勿体ないな・・
一緒に入っちゃえ！

と思って、Aが入ってるバスルームへ。

花束を持って。。。

「A？僕も入るよ－！」

「やー！恥ずかしいって！！」

「もう裸だし！無理っ！」

勢いよく浴槽にドボーン。

「A？はいっ。プレゼント」

渡した花束に喜んでくれた。花束の中に忍ばせたリング。。見つけてくれなかったらどうしようって思ったけど、直ぐに見つけてくれて、すっごい喜んでくれた。

Aの指にはめた。

僕の指には、Aがはめてくれた。

今すぐ抱きしめたくなって・・

「A？おいで」