dear chocolate２ (ページ20)

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「A？A？」

「…ん…!ヨンベー!」

「ただいまっ。」

「おっかえりー!!……は、はーくしょん!!」

「あははは、こんな所で寝るからだよ(笑)」

暗い部屋で色々考え事していたら寝むってしまった。

「電話したんだけど、出ないからさ…」

携帯を手に取ると、既にAM過ぎていた。
ヨンベからの着信数件、メールも入っていた。

「あー…ヨンベごめんね？」

「大丈夫だよ。それより風邪ひくよ。お風呂入ろっか？体暖めようか？」

って、ヨンベは、お風呂をためにバスルームへ。

私は、冷えた体を温めるのに、コーヒーを入れにキッチンへ。

「ヨンベー？ご飯食べたー？」

大きな声で叫んだら、ヨンベもバスルームから大きな声で

「食べたーっ」

って叫ぶ。

ふふふ…何か面白い。

バスルームから戻ってきたヨンベ。

「Aちょっと待ってねー、お湯入れてきたわ。」

「ありがとっ。はい、コーヒー。」

「Thank u」

二人でソファーに座る。

「ね？どうだった？」

「あー、ちゃんと話してきたよ。大丈夫。心配いらないよ。」

「私のために…本当にありがとう…。」

ヨンベが記者会見の事、色々話してくれて…

聞いてたら涙出てきて…

「A？何で泣くの？」

「だって、嬉しいんだもん。本当に嬉しい。私は、凄く幸せ者。ヨンベ…？有難う！」

「僕も不安だったけどさ…大丈夫、一人じゃないって思ったら…ね？」

ヨンベがふんにゃり笑う。

私は、この笑顔がだめ。

この笑顔に弱いの…。

本当に幸せ。

「もうそろそろ、お風呂良いんじゃない？先行ってきな。体冷えてるよ。」

「それではーお先に…」

私は、先にお風呂に入る事にした。

ヨンベの溜めてくれた湯が、気持ちも体も温める。

しばらくするとバスルームのドアが開いてヨンベが

「一緒に入ろっか？」

って/////

「や、恥ずかしいって!!」

「何いってんの？(笑)」

私の言葉も聞かずにズカズカと入ってきて湯にドボーン。
私と向かい合うように座って

「はい。あげる。」

ヨンベが差し出したのは、真っ赤なバラの花。

「うわーっ!!綺麗っ!!!!え？…リング？」

花束の中を見たらキラリと光るリングがふたつ。
可愛いリボンに結ばれて…

そのリングをヨンベが取り出して
1つを私の薬指にはめた。

もう１つを私に差し出し

「僕には？」

って。

私は、そのリングを受け取り、ヨンベの薬指にはめた。

「おいで」

「うん」