dear chocolate２ (ページ17)

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事務所につくころ、車内には、沈黙の時が流れていた。

(何を言われるんだろう)
(ビッペンから外される？)
(YGくび？)

悪いことばかり、頭のなかをグルグル巡る。

事務所について、重い足どりで、社長室まで向かう。

社長室のドアの前で深呼吸…

「ヨンベ、いくぞ。」

「おぅ…。A大丈夫だから？しっかりついてきて。」

ジヨンが先に入り

後に僕らが続いた。

社長の第一声が

「辞めるか？」

だった。

下を向いたまま、どうして良いかわからなかった。

「辞めたくなかったら、次のアルバム出せ。」

「し、社長…」

俺達は、頭を深々と下げた。

「ジヨン？お前は、リーダーとして監督不足。ペナルティーとして新曲一曲書いてよ？」

「はいっ。頑張ります。」

俺達は、自然と笑顔になった。

そして、Aを社長に紹介した。

社長は、Aの持ち前の明るさと、可愛らしさが気に入った様で

「たまに遊びにおいでよ。」

と、言ってくれた。

自分の子供地味た行動に嫌気がさした。
本当に反省しなければ。

本当にどうにかしてる。

Aに狂わされた僕がいた。

近くに、記者会見を行う事に決まった。

勿論、そこで、Aの存在を世界中に知らせる。