dear chocolate２ (ページ15)

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ステージを終えて急いでシャワーで汗を流す

何だか今日は、特別な日だ。

…なんて、浮かれていたら

「社長が電話してって。わかってるよね？」

マネージャーの声がシャワーroomに響く。

「あー。…わかってる。」

浮かれている場合じゃない。

僕は、ビッペンだ。

けど、

僕だって、恋だってする。

好きな女ができて、胸が苦しくて眠れない日だってある。

嫉妬して束縛したりもする。

その辺にいる普通の20代の男とかわらない。

今日は、その思いが、爆発してしまった。

手短にシャワーを済ませて、

パーカーにデニムのいつものstyleに戻る。

この時が一番ほっとする。

Aがいるroomまで走った。

Aの姿を見た瞬間、気がつくと抱きしめていた。

キスを、、、

と思ったら

後ろから咳払い。

ジヨンだった。
直ぐ様、現実に戻された。

「あのさ、、わかってるよね？」

「ジヨンごめん。」

「ごめんじゃねーよ。どーすんだよ。」

怒るジヨンの後ろには、僕のアボジ、オモニ、それにヒョン、、家族たちがいた。

「ヨンベ、、直ぐに社長のところにいきなさい。社長にしっかり謝罪をしなさい。」

オンマが強い口調で淡々と言葉を投げつけてきた。

「そして、本当にその子が大切な人ならば、何故、社長に紹介しないの？社長に会わせなさい。話はまずそれから!!」

「オンマ…」

この年になってオンマに叱られると思わなかった。

「チッ、、…行くぞ、急げ。」

「ジヨン…」

ジヨンも一緒に事務所に来てくれる事に…。

「アボジ、オモニ、そしてヒョン…今日は、有難う。そして、ごめん。後で連絡する。」

彼女の手を取りジヨンと３人で社長の待つ事務所へむかった。